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ユニセフ・ゴマ事務所によると、コンゴ民主共和国東部北キブ州で続いている武力衝突によって、子どもたちは武装勢力による虐待や搾取の危険に晒されていると報告しています。 この地域全体で、子どもたちが武装勢力によって強制的に徴用されたという報告が増えており、避難民の子どもたちは、特に、その犠牲になる危険性が高くなっています。 14日、ゴマからわずか数キロしか離れていないところで、政府軍と反政府組織の間の銃撃が再び勃発しました。市郊外の避難キャンプに避難している何万人の人々にとっては、緊迫した状況が続いています。 ユニセフとパートナー機関は、1万3,000人の子どもたちを対象にしたはしかとポリオの予防接種、飲料水の輸送、最低限必要なものを揃えたサバイバル・キットの提供などを進めています。このキットには、毛布、ビニール・シート、蚊帳などが含まれています。 より困難な状況に ユニセフ・ゴマ事務所のジャヤ・ムルシー広報官によると、この武力衝突の影響で、支援物資の配布を続けることが困難になりつつあるとのことです。武装勢力の侵攻は、この州の他の地域でも、人々を避難せざるを得ない状況に追いやっています。 「この4日間、カンヤバヨンガは不安定な状況が続いていますが、その主な原因は、国軍による略奪が起きているためです。」ムルシー広報官はこのように話し、次のように続けました。「カンヤバヨンガでは反政府組織の侵攻が進み、少なくとも3万5,000人が、さらに北部へと移動せざるを得なくなっているという報告を受けています。」 現在、ユニセフが最も懸念している問題のひとつが、男性や男の子たちの武力勢力への徴用です。 「キチャンガ近辺では、未確認情報ながら、500人がこの数日間のうちに徴用されたと伝えられています」と、ムルシー広報官。「武装勢力が、避難民を積極的に徴用し、軍の勢力を強めようとしているとの情報を得ています。」徴用された人々は、14歳から40歳までにわたると報告されています。 離れ離れの家族
子どもたちは、避難生活が長引けば長引くほど、保護されない環境に晒される危険性が高まります。「避難民たちは非常に厳しい状態にあることが分かります。自分たちの家を離れなければならないのですから、コミュニティの保護もありませんし、学校という保護された環境もありません。それに屋外で生活していますし。」(ムルシー広報官) ユニセフとパートナー機関は、逃げる途中で、両親や家族と離れ離れになってしまった子どもたちが増えていることも懸念しています。 「子どもたちは、逃げる途中で、家族と離れ離れになっています。そうした子どもたちは、略奪、徴用、レイプ、搾取の被害にあう可能性があり、さらに厳しい立場に立たされています。」ムルシー広報官は言います。 ユニセフは、親や家族と離れ離れになってしまった子どもたちを保護し、親類を探し出して再会させる活動を行っています。今までに、すくなくとも152名が保護され、そのうち17名が家族との再会を果たしています。 1996年から始まったコンゴ民主共和国内の武力衝突によって、命を落とした人の数は500万人以上になると考えられています。そのほとんどが、予防可能な病気や栄養不良によるものと見られています。コンゴ民主共和国でのユニセフの活動は、世界で活動しているユニセフの活動の中でも規模の大きいもののひとつです。 ゴマに置かれているユニセフの現地事務所に、2007年4月から常駐し、教育支援事業を担当している日本人スタッフ 青木佐代子さんが、11月に一時帰国。現地の最新状況とユニセフの取り組みを報告します。
人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |