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コンゴ民主共和国:日本政府 水と衛生面に資金を提供【2008年12月17日 コンゴ民主共和国発】 キボコ小学校は、コンゴ民主共和国が独立する以前の、1950年代に建てられました。児童363名、うち169名が女の子です。最近まで、安全な飲料水を利用できる場所がなく、衛生施設(トイレと手洗い場)もありませんでした。 「過去多くの子どもたちが、安全でない水と衛生施設の影響を受けて、命を落としました。」地元の首長であるママ・マトンドさんは話します。 以前は、子どもたちが藪の中で用を足し、毒ヘビにかまれたり、汚れた手や水から病気が広まったりしたことがある、とマトンドさんは言います。そしてこの不衛生な状況のせいで病気が、コミュニティ全体に広がっていったとも。
日本政府 より良い衛生施設を提供 日本政府の援助によって、学校の環境はすっかり変わりました。現在、清潔な水と設備の整った衛生施設(トイレと手洗い場)が設置されています。 この衛生施設は、コンゴ民主共和国の「きれいな学校」計画の一環として、NGO組織- Centre d'Orientation, de Promotion et de Formation (CORPCOF)-によって建てられました。この地域の計252校の小学校が、日本政府の援助の恩恵を受けました。 日本政府の代表団、ユニセフのスタッフ、保健・初等教育省の代表者たちは現地を訪れ、支援がコミュニティにもたらした大きなインパクト(影響)を目の当たりにしました。 もう心配いらないブカカ・アルフォンシーヌさん(15歳)は、学校の衛生委員のひとりです。 「トイレが完成してから、先生は、学校の周りの藪の中で用を足すことを禁止しました。それに、トイレの後で手を洗わないと、教室に入れてもらえないんです。」アルフォンシーヌさんは話しました。 コンゴ民主共和国では、基本的なインフラの整備と復興のためにやらなければならないことが山積しています。日本政府の援助は、農村部でのミレニアム開発目標達成に向けたコンゴ民主共和国の取り組みに貢献しています。 ユニセフと日本のこのプロジェクトは、ほんとうに良いタイミングで実施されました。」キボト小学校で、保健教育と環境衛生について29年間教えているマキバンギ先生は話しました。「学校と村のせいで、子どもたちが健康を害することはなくなりました。」 |