ガーナ:全ての子どもを学校に!
アフリカ・ネイションズ・カップ2008キックオフ
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© UNICEF/2008
ユニセフの公共CMで子どもたちの教育について訴える、2008年アフリカ選手権ガーナ代表、ステファン・アッピアー選手。
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【2008年1月16日〜20日 ニューヨーク他発】
ユニセフとアフリカサッカー連盟(CAF)は、今年、アフリカで最大の国際サッカー大会となるアフリカ・ネイションズ・カップで、サッカーの力を借り、アフリカの子どもたちのための初等教育普及キャンペーンに取り組みます。
2年度に一度開催されるアフリカ・ネイションズ・カップ。今年のトーナメントは、20日(日)ガーナでキックオフ。2月10日まで、ガーナ国内の4都市(アクラ、セコンディ、クマシ、タマレ)の競技場を舞台に、アフリカ16カ国の代表チームが競い合います。
アフリカに留まらず、世界中が注目するこのゲーム。期間中、ユニセフとCAFは、ミレニアム開発目標「2」−普遍的な初等教育の達成と、「3」−ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上を訴えます。近年、アフリカ大陸の初等教育を取り巻く環境は改善されてきていますが、まだ多くの課題が残されています。サハラ以南のアフリカだけで、4100万人の子どもたちが学校に通っていません。また数字の上では「学校へ通って」いても、学校に先生が不在だったり、教科書や基本的な学用品が無いことも珍しくはありません。また、トイレが利用できず、水を飲み手を洗う施設もない学校も多く、せっかく入学したのに、(特に女の子のあいだに、そうしたことを理由で)中途退学してしまう率が高くなっています。
アフリカ各国代表選手、ユニセフ公共CMに出演
草々たる顔ぶれの中には、主催国ガーナ代表のステファン・アッピアー選手のほか、ニジェール代表ヌワンコ・カヌ選手、チャルシーFCのサロモン・カルー選手、ブラックバーンローバースFCのアーロン・モコエナ選手、FCバルセロナのサミュエル・エトー選手、フランスのクラブチーム、アナヴォン・ドゥ・ギャンガンのウマール・チョモゴ選手が含まれています。
彼らは、出演した公共CMなどを通して、子どもたちが学校に通い、知識を増やし、夢を実現させるために自信を持つように、そして、特に女子教育を推進することの重要性について訴えています。
また、今回制作された公共CMは、出演する選手のそれぞれの出身国で、教育を普及するための事業に必要な資金を集めるため、トーナメントで競い合っている5カ国で、携帯電話などを利用したユニセフ募金への参加を、サッカーファンに呼びかけています。
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© UNICEF/HQ07-0923/Asselin
ガーナ北西部サベルグ地区の学校でサッカーを楽しむ女の子たち。
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ユニセフガーナ親善大使で元サッカー選手のマルセル・デサイリーさんは、次のように話しています。
「私は、サッカーを通して自己鍛錬、自信、交渉術、チームワーク、リーダーシップを学びました。ユニセフがスポーツを教育の重要な一部分として考えていることを知り、とてもうれしく思っています」。
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