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ひとりの若いお母さんにインタビューをしてみました。リタ・モンドン、25歳、妊娠7カ月です。18カ月になる息子パパイがリナのセンターに通っています。4カ月前、パパイが最初にセンターに来たとき、体重は6.3キロしかありませんでした。2回の料理教室の後で測ってみると(1回の料理教室は毎月12日間にわたって行われ、毎日子どもの体重が測られます)、パパイの体重は7キロにまでなっていました。体重・身長表の「赤い」危険地帯からは抜け出すことができましたが、「緑」の安心地帯までにはまだしばらくかかりそうです。パパイの年齢ならば8キロはないといけないのです。リタは、この料理教室に参加する以前は、野菜をパパイに与えたことがありませんでした。 料理を教え終わったリナは、今度は、別のことをお母さんたちに教えていました。衛生、発育観察、料理の重要性について、そして、村の小さな子どもたちにとって、いかに遊びが大切かということを教えていたのです。 ムルシダバードを視察している間、私たちは、ユニセフがいろいろなプロジェクトを実施し、それが相互にうまくつながっているのだということを知ることができました。衛生用品の市場では、女性のトイレ製造職人たちが、衛生について勉強しているところを見ましたし、新しいトイレの納入先の学校にも行くことができました。その次に見たのが中学校で、若い女の子たちに鉄分の錠剤が配られていました。これは彼女たちがやがて子どもを産む年齢になったときに、健康な体でいられるようにと行われているプロジェクトです。最後に訪れたのが、親と村委員会、そして州政府が一緒になって運営している正規外学校でした。授業は竹やぶの下や畑の真中で行われます。正規の学校が遠いために通えない子どもたちが、こうした学校に来ているのです。 衛生用品市場、学校、公衆衛生センターを早足で巡りながら、私はパント氏が言った、「人々は自分たちのためにやっているんです」という言葉を思い浮かべました。疾病の防止、出席率の向上、妊産婦死亡率を防ぐための若い女性たちへの鉄分の錠剤配布、住居と食糧の安全確保だけでなく、子どもの保健と教育の安全確保のためのコミュニティを中心とした被害に対応する準備計画まで…。彼の言葉にウソはありませんでした。「普通の人が子どもたちのために、プロジェクトの立案やそのほかのことに夢中になっているのを見ていると、すごく感動的です」 最後の視察場所は、バグバザールの駅です。汚らしい運河沿いに、粗末な住居がひしめき合うようにして立ち並んでいます。ここには、鉄道のプラットフォームで生きる子どもたちの面倒を見ている地元のNGO“OFFER”が運営する「ブリッジ」という学校があります。教室は4区画に区切られて、幼稚園生から8年生までが学んでいます。スレート(小型の黒板)に絵や文字を書いている子どもたちを見ると心を動かされます。教室は整理整頓されていて、訪問者が来ても、子どもたちは気をとられることもなく、勉強しています。でも、こうした学校は学びの第一歩に過ぎません。ユニセフの子どもの保護事業官であるカリンは、NGOとの調整役としての仕事について説明してくれ、ここにいる子どもたちも、ほかの州の子どもたちと同じ内容を学んでいることが大切なのだ、と言います。子どもたちがプラットフォーム生活をやめ、学校に入ったとき、その可能性には、本当にびっくりさせられます。昨年、1,570人が正規外の学校に入学しましたが、そのうちの589名が普通の学校に通うことができるようになったのです。正規外の学校では、保健の授業も、職業訓練も受けるチャンスがあります。こうしても見ると、成功例は多いようですが、やらなければならないことも、また、多いのです。 あなたがここにいたならば…と思います。 ヤスミン
ムルシダバード地区、西ベンガル、インド 2003年5月10日(ユニセフ)
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