メニューをスキップ
HOME > 世界の子どもたち > ストーリーを読む
財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

よこはまピースメッセンジャー
ユニセフ本部に募金16万米ドルを届ける

【2008年11月10日 ニューヨーク】

© UNICEF/NYHQ08-1002/Markisz
ユニセフハウス(ユニセフ本部)でアン・ベネマン事務局長と面会する2008年度の「ピースメッセンジャー」の4人。左から、しゅう 秋平(ちゅうぴん)さん(11歳)、吉岡ちとせさん(12歳)、田中愛さん(14歳)、石原知世さん(15歳)。

10日、ニューヨークのユニセフ本部を訪れた「よこはま子どもピースメッセンジャー」の4人に、アン・ベネマン ユニセフ事務局長は、国際平和推進への努力に感謝の意を伝えました。11歳から15歳までの「よこはま子どもピースメッセンジャー」たちは、横浜市内の子どもたちが「よこはま子ども平和募金(ユニセフ募金)」活動で集めた募金、16,992,563円の小切手を、アン・ベネマン事務局長に手渡しました。

「ユニセフが世界中で支援している子どもたちのために、一生懸命募金活動してくださったみなさまの努力に、心より感謝いたします」と、ベネマン事務局長。ベネマン事務局長は、今年5月、第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)に参加した際、横浜を訪れています。

4人の子どもたちは、ベネマン事務局長に、横浜から持ってきたきれいなデザインのエコバッグをプレゼントしました。このバッグは、買い物時にビニール袋を無駄に使わないで済むよう工夫された地球にやさしいバッグです。

この面会は、ユニセフの公共部門との提携や資源導入を促進する部門が主催し、人事部門の樽井美恵子副部長からも子どもたちにメッセージが送られました。

平和のためのスピーチ

この4人は、「国際平和のために、今自分にできること」をテーマに、横浜市内の5万人以上が参加した「横浜子どものスピーチコンテスト」で選ばれ、「ピースメッセンジャー」に任命され、ニューヨークのユニセフ本部(ユニセフハウス)へやってきました。

今日のベネマン ユニセフ事務局長との面会が、ピースメッセンジャーとしての最初の仕事です。

しゅう・秋平(ちゅうぴん)さん(11歳)の優勝スピーチの内容は、世界中の子どもたち、特に、紛争の影響を受けている子どもたちとどのようにコミュニケーションをとるか、というものでした。「同じ言葉を話さなくても、心でコミュニケーションをとることができます」としゅうさん。

吉岡ちとせさん(12歳)のスピーチは、広島に原爆が投下された後で、ユニセフが祖父母たちに支援の手を差し伸べたことに対して感謝を述べるものでした。

田中愛さん(14歳)は、看護師である母の軌跡をたどり、母親が世界に貢献していることに刺激を受け、人道的な事柄に参加しようと思ったそうです。「私は、みなさんにユニセフに募金してほしいと思います。たとえ、1セントでも」と、愛さんは話しました。

若者へのメッセージ

若者へのメッセージを問われると、しゅうさんは、日本の若者に、ユニセフにもっと興味をもってほしいと話しました。 「日本では当たり前にできても、日本以外のところでは、できないことがたくさんあります」と、愛さんは付け加え、安全な飲料水を飲めない子どもたちや、教育を受けることができない子どもたちがいることを知ってもらいたいと訴えました。そして、自分たちがこれらのことを手にしていることに感謝して欲しいと言いました。

4人の子どもたちは、若者たちのためのウェブ上のデジタル・フォーラム、ユニセフ「若者たちの声」(Voices of Youth)のプロジェクト部門からプレゼントを貰いました。プレゼントにはいろいろなものが含まれていましたが、ハトがプリントされたTシャツもそのひとつです。

「『若者たちの声』(Voices of Youth)は、その活動を通して平和のメッセージを届けています。」プロジェクト・コーディネーターのマリア・クリスティナ・ガレゴスは話します。「是非、ウェブ上でこのサイトに登録して、活動に参加していただきたいと思います」

この4人の若者代表者たちは、今後3年間、日本でのイベントで、ピースメッセンジャーとして活躍する予定です。また、このニューヨーク滞在中には、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長との面会と国連国際学校に体験入学する予定もあります。

1986年の「国際平和年」における様々な国際交流活動の実績を認められ、横浜市は1987年に国連から「ピースメッセンジャー(平和の使徒)都市」として認定されました。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る