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ユニセフ:ガザでの食料、燃料、医薬品の不足に対応して、支援物資を届ける【2009年1月5日 ヨルダン・アンマン発】
ガザの子どもたちが直面している困難に対処するため、ユニセフはガザの病院に食料、燃料、医薬品といった緊急支援物資を送り込んでいます。 ガザの病院は現行の危機に対応するのにどこも必死の状態です。医療スタッフは不足し、医薬品や医薬器具も不足している中で、負傷した市民たちを治療する場所さえない状態なのです。ガザの保健省によると、現在の衝突が始まる前も、基礎医薬品のうち150品目がすでに底をつきはじめていたと言います。主要な病院であるシファ病院では、4つの産科病棟を手術室として使っており、妊産婦の出産受け入れをやめているという報告も入っています。ガザに58ある救急車のうち、実際に出動できるものは半分に過ぎません。 ガザでは、現行の混乱が始まる前にも、すでに18カ月にわたってほとんどの物資の搬入・搬出が阻まれ、小さい面積ながらも人口密度が高いガザ地区は、食料、燃料、電気を含めた日常生活に必要な物資・サービスがほとんど手に入らない状態でした。現行の混乱が始まってからは、食料、医薬品といったほんの限られた人道物資しかガザ地区に入っていません。 ユニセフの活動
ユニセフはガザにある保健省の医薬品局に355の救急キットを提供。これには使い捨てのガーゼ、包帯、テープ、鎮痛剤、ゴム手袋などが入っています。ほかにも、20組の蘇生キットが提供されています。 これには異なったサイズの気道チューブ、吸引ポンプ、ゴム手袋、ガーゼが入っており、大きな手術を10−15回実施できます。西岸地区からガザへは、緊急保健キット(1万人に対して3カ月間利用できる量)が移送されています。ユニセフはここ数カ月の間に、13の緊急保健キットの配備を済ませています。 ユニセフは、また、心理社会的治療を行うチームを5チーム支援しています。1チームは、20〜30人のソーシャル・ワーカー、弁護士、ボランティアから成り、緊急事態後に子どもや家族に対して直接的な支援を行えるようにしています。これらのチームは、事態が許せば、早急に被災者家族の家や病院を訪れ、心理社会的、法社会的な支援を行う予定です。ニーズが高まった場合は、支援の幅とチームの数を増やす予定もあります。 ユニセフは、ほかの国連機関やNGOとのパートナーシップのもと、以下の支援を提供します:
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