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続く民族間衝突 キルギス難民に支援物資を急送【2010年6月14日 ニューヨーク発】
ユニセフは、14日、キルギスで続く混乱によって住む場所を追われた人々のために、緊急支援物資を急送しました。最初の緊急支援物資は、隣国ウズベキスタンの首都タシケントからトラック6台で輸送されました。 今回輸送された支援物資は、テント76基、毛布2,210枚のほか、包帯、石けん、生理用品、紙おむつなどがセットになった「緊急保健キット」25セット、調理器具約500セット、Tシャツ1,100枚、浄水剤900袋、飲料水用ポリタンク1,764個など、総額7万米ドル相当にのぼります。 混乱を逃れた人々は、ウズベキスタンとキルギスの国境付近にあるフェルガナ盆地に流れ込んでいます。ウズベキスタン政府は、10日に勃発した民族間の衝突を避けて同国に流れ込んできた人々のために、キルギスとの国境のちょうど真向かいに位置するオシとジャラル・アバドの小学校や大学の校舎を避難所として開放しました。 現地当局などの発表から、ユニセフは、今回難民となった人々の数が10万人に上ると推定しています。この90パーセントが女性と子ども、そしてお年寄りと見られています。 ユニセフは、現在、ウズベキスタン国内外で追加の支援物資を調達しています。 ユニセフは、キルギス南部の子どもたちが現在置かれている状況に深い懸念を表明し、この紛争の全ての当事者に、子どもたちを保護するよう訴えています。 |