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マレーシア:
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© UNICEF Malaysia/2011 |
ユニセフが支援する教育センターに通学する少女たち。この学校は、サバ州カンプン・ヌンバク村の登録していない子どもたちを受け入れている。かつては、出生登録がない子どもは学校に通うことができなかった。 |
「この支援プログラムは、とても重要です」と語るのはユニセフ・マレーシア事務所のハンス・オルセン代表です。
この教育センターでの授業は、国のカリキュラムに則って行われており、最初は読み書きに重点が置かれます。裁縫、大工仕事、船作りなどの職業訓練は、後々追加される予定です。ユニセフは、この教育センターが、就学していない未登録の子どもたち推定4万4,000人に、教育の場を提供するモデル例になれば、と考えています。
「未登録の子どもたちに教育を提供することによって、子どもたちが読み書きできるようになり、後々には職業訓練もできるようになれば、彼らの将来は明るいものとなります」とハジ・モハムド・プアダ教育副大臣。「だからこそ、彼らに教育の場を提供したいのです」
© UNICEF Malaysia/2011 |
ユニセフが支援する教育センターで算数の授業を受けるベンハル・ビン・ムイジビン君(11歳)。彼はマレーシア生まれですが、出生登録されておらず、正規の公立小学校に通うことができません。 |
ベンハル・ビン・ムイジビン(11歳)君は、マレーシアに生まれましたが、出生登録証を持っていません。そのため公立の学校に通うことができません。彼は、ユニセフが支援する教育センターの5年生です。
学校に通うことができないと、村の多くの子どもたちはギャンブルに手を出したり、盗みを働いたりしてしまう、と彼は言います。「学校に行って、友達に会うのがとても楽しみなんだ。頭が良くなるように勉強したい」
ベンハル、そのほか、困難な状態にあるマレーシアの子どもたちは、出生登録証があろうと、なかろうと、教育を通して、家族の将来を形作るお手伝いもできるようになったといえます。