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ミャンマー西部のラカイン州では、子どもたち10万5,000人以上が住民同士の衝突の影響を受けています。このうち、7万8,000人の子どもたちは、劣悪な農村部のキャンプで避難生活を送っています。こうした子どもたちと厳しい状況に置かれている子どもたちには、一刻の猶予もありません。緊急の支援を必要としています。 ラカイン州は、ミャンマーで最も貧しい州のひとつで、社会開発指標の中には世界ワーストのものもあります。同州の5歳未満の子どもたちの半数は、慢性的な栄養不良で発育阻害にあります。保健施設で生まれる子どもは、わずか約10%ほどで、3人にひとりの子どもは学校に通えていません。 2013年に栄養、水と衛生、予防接種の支援を実施この1年、ユニセフは、同州で子どもたちの栄養不良予防と栄養改善のために、数十万人に治療食や栄養サプリメントを提供し、肺炎や下痢、マラリアといった子どもたちの命を奪う3大感染症の感染拡大阻止のために、水と衛生の支援活動を行ってきました。2013年、同州では、30万人の子どもたちがポリオの予防接種を受けました。今年は、23万6,000人の子どもたちを対象に、はしか、ポリオ、破傷風やほかのワクチンの予防接種の実施を目指しています。 ユニセフは、現地の自治体や当局、パートナー団体とともに、子どもたちの民族や出生地、宗教、言語に関係なく、ラカイン州で厳しい状況にあるすべての子どもたちの権利と健康のために、必要な支援を行っていきます。同州の子どもたちが置かれている厳しい状況を知らせるためには、取り組むべきことは山積しており、またすべての子どもたちが安心して健やかに育ち、教育を受けるには、安定した環境を作ることも必要です。 ■参考情報:ミャンマーの子どもに関する統計(出典:ユニセフ『世界子供白書 2014統計編』ほか)
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補足:発育阻害(Stunting: Chronic Malnutrition) 乳幼児期の慢性的な栄養不良の徴候を示す指標。母親が栄養不良の場合には、胎内にいるときから発育阻害は始まります。年齢に対する身長の高さで、発育阻害かどうかがわかります。発育阻害は、身体の成長のみならず、脳の成長、特に認知能力の面に影響を及ぼします。世界では、5歳未満児の約4分の1にあたる1億6,500万人が発育阻害にあるといわれています。 ■ラカイン州の状況(出典:ユニセフ・ミャンマー事務所資料)
■参考記事:ラカイン州で武力衝突が再発 子どもたちが避難民に (2013年10月8日) 地域内の緊張が高まり、2012年6月と10月に大規模な暴力が発生し、35万7,000人以上が避難 (14万2,500人がキャンプで生活) 【関連記事】 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |