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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

パレスチナ・ガザ地区情勢
戦闘開始後、殺害された子どもは少なくとも121名
日本ユニセフ協会 70万ドル緊急拠出

公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区・赤松良子会長)は、ユニセフ・パレスチナ事務所の要請を受け、緊急支援に備えて設けている臨時拠出積立金より、本日、70万米ドル(7,109万2,000円)を拠出。水と衛生、心のケア、医薬品の提供などの緊急支援活動に活用されます。日本ユニセフ協会は、パレスチナはじめ中央アフリカ、南スーダンなど、人道危機に見舞われている国々でのユニセフの緊急支援活動を支援する「人道支援募金」へのご協力を呼びかけています(詳細は文末)。

ガザ地区からエジプトへ避難しようとしているパレスチナの女の子。
© UNICEF/NYHQ2014-0902/El Baba
ガザ地区からエジプトへ避難しようとしているパレスチナの女の子。

現地最新情報
【2014年7月21日 エルサレム発 (ユニセフ・パレスチナ事務所のFacebookページより)】

  • エルサレム時間 7月20日(日)11時〜21日(月)11時(日本時間:7月20日(日)17時〜7月21日(月)17時)の24時間内にガザ地区で殺害された子どもは、少なくとも28名で、1時間に1名以上が殺害
  • 過去48時間内にガザ市近郊のシェジャヤ(Shejaya)での激しい戦闘で、少なくともパレスチナの子ども20名が殺害
  • 戦闘開始後、イスラエル軍の空爆と攻撃で少なくともパレスチナの子ども121名(男の子84名、女の子37名)が殺害との報道、年齢は生後5カ月から17歳までで、殺害された子どもの3分の2は12歳以下の子ども
  • 報道によると、少なくともパレスチナの子ども904名がガザ地区で負傷、イスラエルでもイスラエルの子どもたちが負傷との報道
  • 爆撃が開始してからの14日間で、水と衛生インフラには深刻な被害が出ており、病院や保健施設への電力供給にも支障、ガザの住民の約70%(120万人)は、清潔な水を安全に入手できず、電気は1日4時間しか使えず
  • 下水ポンプと水処理システムは、わずか50%しか稼働していないと思われる
  • 修理は行えず、上下水施設の修理を行う行政の技術者が業務中に空爆で殺害されており、現場の状況から、インフラを稼働させることは極めて困難
  • 下水管への損傷で汚水が上水システムに流れ込んでいる恐れがあり、この影響で80万人が水に起因する病気にかかる恐れがある
  • 空爆で破壊された家の瓦礫の中を歩くパレスチナの男の子。
    © UNICEF/Eyad El Baba/2014
    空爆で破壊された家の瓦礫の中を歩くパレスチナの男の子。
  • ガザの緊急心のケアチームは、7月20日、93名の子どもたちを訪問。子どもたちはみな、極度の不安と恐怖の徴候を見せていた
  • 緊急心のケアチームは、7月7日以降、868名の子どもに初期の心のケアを実施
  • 7月20日、ガザのJawwal携帯電話の契約者1万名にテキストメッセージを配信
    メッセージには、保護者向けに子どもの心のケアのアドバイスと支援を行う通話料無料の電話番号を記載
  • 2014年7月14日以降、空爆で破壊された建物の瓦礫の中に残っている恐れのある不発弾の危険性を子どもたちや家族に知らせる情報を毎日ラジオで放送中

■参考情報:ユニセフ・パレスチナ事務所による資金要請

現在の情勢を受け、ユニセフ・パレスチナ事務所は、緊急支援を含む今後の活動資金として総額1,428万4,000米ドル(約14億4,268万円※1米ドル=101円で換算)の資金を国際社会に要請します。内訳ならびに主な活動予定は以下の通りです。当協会からの拠出金は、これらの活動に役立てられます。

  • 保健
100万米ドル病気の子ども3万人に薬や消耗品を提供
  • 水と衛生
453万8,000米ドルガザ地区の4万9,000人にトイレや安全な水を供給
ヨルダン川西岸の6万7,600人に飲料水を提供
  • 子どもの保護
207万9,000米ドル戦闘下にある子ども2万6,000人と保護者5,900人に保護と心のケア活動
地雷教育を子ども10万人と保護者1万5,000人に実施
軍に拘束されている子どもたちの権利保護のため、監視報告体制の強化
  • 教育
543万7,000米ドル学齢期の子ども3万1,500人に安全な学習環境を提供
青少年2万人に放課後の遊びや勉強のプログラムを提供
  • 分野等調整
123万 米ドル 

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