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パレスチナ・ガザ地区情勢
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© UNICEF/Eyad El Baba/2014 |
ガザ南部のラファでの激しい戦闘から逃れ国連運営の学校に逃れてきた子どもたち。眠っている子どもたちの前で泣くパレスチナの男の子(7月21日撮影) |
激しい戦闘が続くパレスチナ・ガザ地区。ユニセフ・パレスチナ事務所がSNSを通じて、現地の情報を伝えています。
ユニセフ・ガザ現地事務所のペルミル・イロンシド所長のコメントは以下の通り
「今のガザに子どもやその家族が安全な場所など、どこにもありません」
「一般市民を保護すること、支援を必要としている人たちへ支援を行うために、安全な人道アクセスが必要です。ガザには持続的な解決法が必要であり、こういった事態が1年おきに起きてはならないのです(補足:2012年のガザ空爆を踏まえ)」
「ガザ地区の子どもたちは、心にも体にも傷を受け続けています。先日、病院で4歳のシャイマという女の子に会いました。母親と兄弟たちを恋しがっていました。しかし、全員シェルターを探しに行ったときに殺害されてしまったのです。そして、父親とシャイマちゃんだけが生き残りました」
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© UNICEF/ Sajy Elmughanni/2014 |
家族全員で学校へと避難してきた12歳のバデルくん(写真左:7月23日撮影) |
7月23日、ユニセフ職員は、シェジャヤ(Shejaya)での激しい戦闘から逃れ、ガザ市にある公立のハママ(Hamama)基礎学校に避難している子どもたちと会い、話を聞きました。
バデル(12歳・写真左の男の子)
「家族と一緒に家にいて、部屋に隠れていました。近くで爆音が聞こえると、家全体が揺れました。外は暗く、電気も使えせんでした。爆発するたびに、その炎で部屋が明るくなるのです。ぼくもお母さんもみんな泣きました。夜が明けるまで待ってから、逃げました。この学校は安全だと思って来たのです」
サルサビール(10歳)
「怖いから家には戻りたくありません。家族全員で、走って逃げてきました」
カマール(10歳)
「避難している学校は安心です。家のすぐそばや遠くでの攻撃音をたくさん聞きました。学校にいるほうが、家よりもいいです。もし家に戻ったら、死んでしまうと思います」
マラク(9歳)
「家にいたときに、攻撃されました。家族全員でおじさんの家に逃げましたが、おじさんの家も攻撃されました。すべてをおいて、学校まで逃げてきました」
アナス(11歳)
「近所にいた友達に会いたいです。みんなが逃げられたのかも、生きているかどうかもわかりません。お父さんに聞いたけど、教えてくれませんでした。お父さんはニュースを聞いて、今の状況をとても心配しています」
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