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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたちは今

ペルー:レディー・ガガさん、「子どもに優しい学校」を訪問

【2012年11月27日 ペルー発】

© UNICEF VIDEO
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学校を訪問したレディー・ガガさんは、生まれ持った能力の全てを発揮できるように、子どもたちや若者を支えてゆく事の重要性を強調しました。

5度のグラミー賞に輝いたシンガーソングライラーのレディー・ガガさんが、コンサートツアーの合間を縫い、ペルーの首都リマ郊外ベンタニラ地区の、ユニセフが子どもたちの就学を支援している学校を訪問。子どもたちは、事前の予告なく現れたスーパースターを、驚きとともに感激した様子で出迎えました。

大切な存在であると感じる権利

ガガさんが訪れたフランシスコ・ボローニャ学校は、貧困や暴力、虐待、ギャング、麻薬などの社会問題が蔓延するベンタニア地区の中でも、最も貧しい地区のひとつパシャクティにある学校です。この地域では、多くの子どもたちが学校に通っていません。この対策として、ユニセフは、ペルー政府やパートナー団体と協力して、“子どもに優しい学校”イニシアティブを展開。子どもたちが学校に通い続けられるよう、学校を、子どもたちが安心できる、また守られ保護された環境を提供するよう支援しています。ユニセフが開発を進めているこの“子どもに優しい学校”の取り組みは、子どもや若者に、そうした安全でサポート体制の整った学習環境を提供するため、子どもたちの保護者やコミュニティも参加した形で進められています。

レディー・ガガさんは、子どもと若者が持っている全ての可能性を発揮させる一助となっているこのイニシアティブの重要性を強調しました。「全ての子どもたちが、自分を大切な存在であると感じる権利を持っています。誰にでも“機会”はあります。でも、そうした“機会”は、全ての人に均等に与えられているわけではありません。ですから、私は、ユニセフがやっているのは、その“機会”を、少しでもみんなに平等に与えるための支援なんだと思います」(レディー・ガガさん)

体験を共有

子どもたちは、レディー・ガガさんを教室に案内し、いじめをはじめ、日々直面している問題を彼女に話して聞かせました。また、子どもたちは、学校でのいじめ問題を描いた寸劇を披露。レディー・ガガさんは、子どもたちと丸くなって座り、10代の頃に自らが受けたいじめ体験を話し、(問題への対処の仕方を)アドバイスしました。一方、子どもたちは、児童・生徒としての普段の生活の中で思うことや、パシャクティのような場所の日常の現実をレディー・ガガさんに伝え、意見を交わしました。

夢に向かって

学校の校庭でひらかれたサッカーの“始球式”に参加したレディー・ガガさんは、自身の曲‘Born this Way’の1フレーズも披露。このプレゼントに、子どもたちは大喜び。別れの時間が近づくと、レディー・ガガさんは、子どもたち一人ひとりに、他人への優しさと思いやりの重要性を語りかけ、何かに一生懸命に取り組む姿勢を称賛し、そして、夢が現実になるように決意することの大切さを訴えました。

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