メニューをスキップ
HOME > 世界の子どもたち > ストーリーを読む
財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

フィリピン:ストリートチルドレンに教育の機会を

ユニセフは、地元NGOを支援して、ストリートチルドレンが仕事をしながらも学校に通い続けられるようにしたり、職業訓練を行って進学や就職できるようサポートしています。

その1:17歳のジェネリンさんの話

ジェネリンさん
© 日本ユニセフ協会/Yamazaki

マニラ市内のサンタ・メサにある職業訓練校に通う17歳のジェネリンさんは言います。
「職業訓練を受け初めて6ヶ月になります。以前は母親と果物や野菜を売る仕事をしていた。できれば、大学へ進んで、観光の仕事がしたいです。元々は勉強をあきらめていたが、近所の人の進めで通い始めました職業訓練センターへ通い始めてよかったことは、本当の愛を感じ、人から信じられたことです。」

ジェネリンさんたちはエレクトロニクスやコンピューター、経理など、会社で働くのに必要となる知識を職業訓練校で学んでいます。1年目は学校での勉強、2年目からは実際に企業で働きながら研修を受けます。

2006年から、ユニセフはホテル業界と協力し、ホテルでの研修の機会を提供しています。プログラムに参加した多くの子どもたちは、研修後実際にホテルに就職しました。

その2:ゴミ山で働く子どもたち

マニラ郊外のケソン市にあるパヤタスは、ゴミ山に囲まれています。毎日何百台ものごみ収集車がごみを運びこんでいます。ここに住む子どもたちは、健康面でも安全面でも危険なゴミ山の中から、リサイクルできる品物を見つけ出し、売ることによって収入を得て、家族の生活を支えています。ゴミ山で働く子どもの数は約3,000人、1日働いてだいたい100ペソ(約300円)程の収入が得られます。
働いているために学校に通う時間がなかったり、家が貧しく、学校までの交通費や制服代がまかなえないために学校をやめてしまう子どももいます。

パヤタスでストリードチルドレンの社会復帰と教育を支援する活動
© 日本ユニセフ協会

ユニセフは、パヤタスでストリードチルドレンの社会復帰と教育を支援する活動を行っているNGOを支援しており、2007年には約250名が支援を受けました。子どもたちを学校に通えるよう奨学金を提供し、制服、くつ、かばん、タオルや、ワークブックなどの勉強道具の支援をしています。公式の学校に通えない子どものためには、非公式の教育を提供し、基礎的な知識を身につけ、大学に入学するための高校卒業資格を得られるよう支援しています。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る