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2011年7月に独立した世界で最も若い国、南スーダン共和国では今、戦闘が激しさを増すなか、安全を求めて国連施設の敷地内などに避難する人々が激増しています。 国連人道問題調整事務所(UNOCHA)が21日に発表した推計値によると、南スーダンの10州のうち5州が戦闘による影響を受けており、6万2,000人が戦闘を逃れるために避難しています。各地の避難民の人数は、首都ジュバで2万人、東部ジョングレイ州の州都ボルで1万5,000人、同州ピボルで2,000人、アウェリアル州(Awerial)で2万人、北部ユニティ州の州都ベンティウで5,000人。現地では、ユニセフなどの国連機関やNGOが、避難場所の確保や、水と衛生、緊急時の保健支援などの人道支援活動に全力をあげていますが、今後、より多くの支援が必要になるとみられています。 国の将来である、子どもたちが危険に
ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は22日、南スーダン共和国全域で激化する戦闘により、暴力の危険にさらされる子どもたちの状況を深く懸念し、子どもたちの保護を訴える声明を出しました。「私たちユニセフは、この暴力に加担している人々、そしてそれらの人々に影響を与えうる立場の人々が、子どもたちを守るために可能な限り行動し、この戦いを止めるために全力をかけてくれることを望みます。この戦闘、そして戦闘の原因に対して、子どもたちは何の責任もありません。新興国であるこの南スーダン共和国にとって、若い世代は希望なのです。この国の将来である子どもたちと若者を、この危機から守らなくてはなりません」 広がる戦火、急がれる支援活動
困難を伴うなかで支援活動を行っているユニセフ・南スーダン事務所は、SNSを通して最新状況を発信しています。戦闘から逃れるための安全な場所を求めて、何万人もの人々が国連施設の敷地内に避難してくるなか、首都ジュバの国連施設では避難民に対する支援活動が急ピッチで進められています。ユニセフはパートナーとの協力の下、数日以内に、ジュバにある2つの国連施設に400基あまりの簡易トイレの設置を完了する予定です。また、清掃ボランティアチームが編成され、衛生環境を保つための清掃活動が行われています。また、食糧や水の供給、医療や子どもの保護支援の整備も進められています。
一方で、ボルや他の地域の避難民に対する支援について、ユニセフと他の国連機関は危機感を募らせています。特に、治安の悪化により、子どもたちが極度のリスクにさらされることを強く懸念しています。戦闘により両親や家族をなくし、ひとりぼっちになってしまった子どもも多くいます。避難している何万人もの人々のうち、半分以上が子どもたちであると、伝えられています。ユニセフはパートナーとともに、国連施設の敷地内に避難している人々が、基本的なサービスを利用できるように支援しています。
【関連情報】 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。 |