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財団法人日本ユニセフ協会

世界の子どもたち

南スーダン:戦闘に駆り出される子どもたち
ユニセフ 国際・国内法の順守を強く求める

【2014年1月17日 南スーダン共和国・ジュバ発】

©UNICEF South Sudan/2014/Kolok
安全を求めて国連施設に避難している南スーダンの子どもたち。緊急状況下では、誘拐された子どもが兵士として戦場に駆り出されるなど、子どもたちが搾取や虐待の対象となる危険が高まります。 (写真はイメージです)

ユニセフは、武力衝突が続く南スーダン共和国で、子どもたちが戦闘に駆り出されている状況に、強い懸念を表明します。

国際法ならびに南スーダン共和国の国内法は、18歳未満の子どもを、公式/非公式にかかわらず、軍隊の一員として戦闘行為に参加させることを禁じています。

ユニセフは、南スーダンの子どもたちが武力衝突に関与しているという、信頼のおける情報を入手しています。戦闘に関与している子どもの正確な人数までは把握できていないものの、ユニセフは武力衝突の当事者や関係者すべてに対し、子どもを戦力として利用しないこと、利用を許容しないこと、そしてすべての子どもたちを即時に解放することを求めています。

「ユニセフはこの武力衝突に関わるすべての人々に、国際・国内法に定められた約束と義務を確認するように求めます。子どもの武力衝突への関与を禁止する法律を順守しない者は、責任を負わなければなりません」と、ユニセフ・南スーダン事務所のイヨルムン・ウハア代表は訴えます。

国連安全保障理事会は南スーダンで武力衝突に巻き込まれている子どもたちの状況のモニタリング・報告を行っており、ユニセフはその一端を担っています。現地へのアクセスや安全面での課題があるものの、ユニセフはパートナー団体との協力の下、子どもの軍事徴用に関する報告活動を継続しています。

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