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スーダン・北ダルフール州
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© UNICEF Sudan/2014 |
解放されたスタッフとユニセフ・スーダン事務所代表。 |
2014年6月18日、北ダルフール州のクトゥム(Kutum)で誘拐されたスーダン人人道支援関係者3名が、7月19日、32日ぶりにクトゥムで無事解放されました。
ユニセフ職員のムスタファ・アブダラ・アダーゲ(Mustafa Abdalla Adarge)、国際NGO“Goal”のモハメド・アブ・エルガセム(Mohamed Abu Elgassem)とアフメド・エルサエド(Ahmed Elsayed)は、直ちにクトゥムにあるダルフール国連AU合同ミッション(UNAMID)の病院で検査を受けました。3名とも無傷で体調もよいとのことです。
モハメッド・イブン・チャムバスUNAMID合同特別代表は、人道支援関係者の無事の解放に尽力してくれたスーダン政府ならびにスーダン国家情報セキュリティーサービス、北ダルフール州の知事に対し、UNAMIDを代表して感謝の意を表しました。続けて、「ダルフールにいる人道支援組織の役割は、支援を必要としている人たちが支援を受けられるようにするうえで重要です。人道支援組織が活動を続けられるように安全を確保することは、皆の利益でもあります」と述べました。
2014年6月18日に、クトゥムでは、武装グループが3件の誘拐事件を起こし、25名が誘拐されました。同日中に25名のうち20名が、7月2日に現地NGOの“Sustainable Action Group”の2名が14日ぶりに解放されました。今回解放された3名をもって、6月18日に解放された25名全員が解放されました。
ユニセフ・スーダン事務所代表のギールト・カペラエレは、以下の声明を発表しました。
「北ダルフール州でユニセフ職員であるムスタファ・アブダラ・アダーゲが32日ぶりに解放されたことを、ユニセフは心より歓迎しています。ムスタファは、ダルフールやスーダンで人道支援にあたるユニセフのほかのスタッフと同じく、極めて厳しい環境下にあるスーダンの子どもたちの生存と成長のために、たゆむことなく活動しています。スーダンの子どもたちは支援を必要としています。ユニセフは、人道支援に取り組む全職員に対し敬意が払われること、また安全が確保されることを求めます」
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