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緊急支援情報UNICEFメコン川洪水緊急速報財団法人 日本ユニセフ協会 受付は終了しました メコン川洪水緊急募金にご協力をお願い致します カンボジア、ベトナムを流れるメコン川の大洪水は、11月に入って徐々に水位が低下するなど状況の改善が見られるものの、子どもや女性に与える影響は拡大しつつあります。洪水の被害を受けた子どもと女性に対するユニセフの緊急援助を支援するため、財団法人日本ユニセフ協会は、「メコン川洪水緊急募金」の受付けを行っています。
依然深刻な子どもと女性の被害 カンボジアでは、10月の連続的な降雨による3度目の大洪水により被害が拡大し、被災者の数は270万人に増加、洪水による経済的損失は7900万ドル(約85億円)に達しました。988の小学校、121の保健所、103の灌漑設備、2200キロの道路が浸水の被害を受け、子どもや女性の日常生活が大きな影響を受けています。 メコンデルタで河川の水位が下がりつつあるベトナムでも、これまでに319人の5歳未満の子どもを含む448人が死亡し、70万世帯350万人が食料援助を必要とするなど、被害の拡大が明らかになっています。375の保健所、3000の小学校が浸水の被害を受け、多数の医薬品や教室備品、教材などが失われ、現在82万5000人の子どもが学校に通うことができません。洪水による経済的な損失は2億6900万ドル(約290億円)に達します。
ユニセフの活動 ユニセフはカンボジア、ベトナム両国において、洪水の被害を受けた子どもと女性を対象に、主に次の分野で緊急援助を行っています。
◆ 保健と栄養 ユニセフは抵抗力の弱い乳幼児をコレラなどの感染症や下痢から守るために、医療器具、医薬品、下痢による脱水症を防ぐ経口補水塩(ORS)を配布するとともに、迅速な医療活動を支援するため、被災地域の保健所に移動用ボートの提供を行っています。また、保健所修復のための資材提供、ビタミンAカプセルの補給、予防接種の実施など、被災地域の子どもの健康を守るための活動を実施しています。 ◆水と衛生 住民に安全な飲料水を提供するために、給水コンテナ、飲料水用ケース、浄水錠剤の提供を行うとともに、テレビ、ラジオを通じて衛生知識の普及を推進しています。また、井戸の修復活動も支援しています。 ◆教育 教育の迅速な再開を支援するために、洪水によって被害を受けた小学校の校舎の修復、教室備品や教材・教具の提供を進めています。 援助資金の状況 ユニセフは、カンボジア、ベトナム両国で洪水の被害を受けた子どもと女性を支援するための活動予算236万1150ドル(約2億5500万円)に対する資金提供を国際社会に呼びかけています。11月14日現在、調達された資金の割合は17%にとどまっています。
単位:米ドル お問合せ:(財)日本ユニセフ協会 協力事業部 |