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緊急支援情報トルコの子どものための復興計画
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※ 数字は2000年3月末現在
2)栄養事業
震災直後の栄養状況調査で、栄養不良の蔓延の懸念が高まり、ユニセフはテント村の保健センター、学校等を通じて高タンパクビスケットの配布を行いました。ビスケットにはタンパク質の他、炭水化物、カルシウム、ビタミンA・B・D・E、ヨード等の必須栄養素が豊富に含まれます。
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3)緊急保健キット
地震によって被害を受けた保健サービスの復興を支援するため、緊急用の保健キットを被災地の保健センターに提供しました。
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●社会心理的支援
教室での友達との交流や自分の経験、意思を自由に表現することは、子どもが震災によって負った精神的外傷の軽減に大きな役割を果たします。このような教室の場における社会心理プログラムを促進するため、専門家32人、カウンセラー233人の訓練を行い、8つの県の小学校33校でプログラムを実施し、1万4684人の子どもが支援を受けました。また教員8000人に対して子どもの心理教育に関する訓練を行い、24万人の子どもがその指導を受けました。
●教育
今回の地震により多くの学校が備品や教材・教具を失いました。教育活動の迅速な再開のため、ユニセフは教材や教具、レクリエーション用キット、ホワイトボード、就学前教育用キット等を小学校800校に提供しました。
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●水と衛生
1)給水
2回にわたる地震により各地の上下水道が大きな損害を被ったため、ユニセフはデュズシェとアダパザルの家を失った住民を対象に給水活動を実施しました。支援活動は2000年6月まで続けられ、8月には上下水道の修復が全面復旧する予定です。
2)水質のモニタリング
被災地域において上下水道の修復工事が完了するまでの期間、汚れた水が原因となる感染症の発生を防ぐために、水質や水道管漏れに関するモニタリング活動を実施しました。
(ユニセフ状況報告19号より抜粋)