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東日本大震災緊急募金 第177報
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東日本大震災で大きな影響を受けた子どもたちに、笑顔と心あたたまるクリスマスを届けたい。そんな想いのもとに、様々な分野のクリエーターや美大生が、企業や大学の垣根を越えて集結して始まったユニセフ「祈りのツリープロジェクト」。このプロジェクトでは、全国のクリエーター1200人から寄せられたクリスマスオーナメント(飾り)を飾った「祈りのビッグツリー」を東京都内や東北合計11ヶ所に展示し、被災地の子どもたちへの想いを広げると同時に、実際にクリエーターたちがボランティアとして被災地を訪れ、子どもたちとオリジナルオーナメントづくりのワークショップをおこないました。
今年のワークショップは、岩手県、宮城県、山形県(福島からの避難者対象)の3県、合計9ヶ所で実施。関東を中心に、愛知や滋賀、愛媛などから集まった約100名のボランティアが、12月2日(日)と12月10日(月)の2回に分かれ、楽しい時間を届ける“ユニセフサンタ”に扮してそれぞれの担当地域を訪問しました。
ワークショップでは、トナカイ、ツリー、ブーツ、ボール、ハウスの5種類のオーナメントから好きな形を選び、白い厚紙でできた型を組み立てて、マーカーやクレヨン、シール、毛糸やモールなどを使って自由にデザインしていきます。楽しそうにおしゃべりしながら、また真剣に集中して、思い思いのオーナメントを作る子どもたちの姿に、どこの会場もあたたかな笑顔が溢れました。そんな会場の様子を写真でご報告します。
甚大な被害を受けた大槌町では、町の復興のシンボル的な存在のショッピングセンター マストで、宮古市では、マリンコープDORAで開催。合計で約50人の子どもたちが、楽しくオーナメント作りに取り組みました。宮古会場でのワークショップは、日本ユニセフ協会がおこなう「お父さん支援プログラム」の一環と位置づけて、『お父さんと一緒にオーナメントをつくろう!』と呼びかけたところ、12人のお父さんが子どもたちと一緒に参加してくれました。きっと、普段はなかなかお子さんと工作をする時間などないであろうお父さんたち。でもこの日は、お子さんに寄り添って、一緒に手を動かし、楽しそうな会話もたくさん生まれていました。
賑わう大槌会場 | 大槌会場のボランティアチーム | |||
お父さんと一緒に、素敵なオーナメントができました!@宮古会場 |
ユニセフサンタが訪問したのは、石巻市の牡鹿地区保育所、そして亘理町の吉田保育所と荒浜保育所。ユニセフサンタに手伝ってもらいながら、自分たちでオーナメントをつくれることをとても楽しんでいました。どの子も完成したオーナメントを誇らしげに、そして、とても嬉しそうにツリーに飾っていました。
また、復興屋台村 気仙沼横丁では、子どもたちが作ったオーナメントが8mのきずなの塔に飾られ、気仙沼地区をあたたかく照らすビッグツリーになりました。
気仙沼会場からの報告は、こちら>>
こんなオーナメントをつくろうね、 とご挨拶@牡鹿会場 | みんな、真剣!@吉田会場 | 最後は子どもたちとハイタッチ!@荒浜会場 |
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福島から避難している方々が、いまも多く暮らしている山形県。避難中の母子への生活支援、育児支援をしている「やまがた育児サークルランド」さんの協力を得て、山形市と米沢市でワークショップを開催しました。当日は、例年にない大雪!そんな中でも、未就学児の子どもたちとそのお母さんたち約30組が集まりました。小さな子どもたちが1時間近く集中して作業する姿に、スタッフもお母さんたちもびっくり。個性溢れる素敵なオーナメントが出来上がりました。「私のほうが夢中になっちゃいました」というお母さんや、「お父さんに見せる!」と嬉しそうな子も。終了後は、楽しい昼食会でお母さん同士の会話も弾み、楽しいひとときとなりました。
どうやって楽しいワークショップにするか・・・前日の夜は作戦会議 | 小さなお手てでがんばったよ! | |||
ユニセフサンタさんのおひざで、仲良く作りました | 出来上がったオーナメントたち |
写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会