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〜インド西部地震被害拡大、死者2万人の恐れ〜 日本ユニセフ協会、50万ドルの緊急拠出を決定(財)日本ユニセフ協会 財団法人日本ユニセフ協会(本部:東京都新宿区 会長:澄田 智)は、1月26日インド西部を襲った大地震による被害に対して、50万米ドル(約5900万円)の緊急拠出を決定しました。地震被害の拡大が伝えられる中、この緊急の拠出金により、現地で子どもと女性のための緊急援助を行っているユニセフ(国際連合児童基金 本部:ニューヨーク 事務局長:キャロル・ベラミー)の活動を支援します。 ユニセフは29日、被害の甚大なグジャラート州の被災家族を対象に、800万ドル(約9億4000万円)の緊急援助を実施することを決定しました。今回、日本ユニセフ協会が緊急に拠出する50万ドルは、これに含まれます。そのうちの200万ドルは、避難生活で必要とされる調理器具、衛生用品、衣服、毛布などの入った生活必需品セットとテント用シートの提供に充てられます。500万ドルは医薬品の提供、感染症を防ぐための予防接種の実施、安全な飲料水の供給に使用されます。その他、学校の再開を支援するために、教材と学校備品の提供、心に傷を負った子どものカウンセリング支援も進めています。 この件に関するお問い合わせ 読者・視聴者のお問い合わせ なお、当協会では今回の緊急拠出に伴い、郵便局の口座に緊急募金の受付けをしています。 インド地震緊急募金
今回の被災に関するユニセフの活動今回の地震による死者は2万人を超えると見られ、少なくとも10万人が水や食料、治療、避難施設などの緊急援助を必要としています。ユニセフは、グジャラート事務所職員に加えて、デリーのインド事務所など職員を動員して緊急援助に当たっています。 1月27日、ユニセフの援助物資の第一陣として、救急キット1万セットなどが被災地のグジャラート州に到着、病院、保健センターなどに配布されました。規模をさらに拡大した第二陣のテント用シート、生活必需品セット、浄水剤などの援助物資が間もなく現地に到着します。震災直後の27、28日にユニセフ職員は地元機関と協力して、毛布、浄水剤、避難所用のビニールシート、調理器具・毛布・衣服・浄水剤・衛生用品・ロウソクなどの入った生活必需品キットを各被災地で配布しました。
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