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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

バグダッドにおける爆発事件でのユニセフ職員の死亡を悼む

【ニューヨーク、2003年8月19日】

 今日、ユニセフは、バクダッドの国連本部での爆発事件により、ユニセフ職員1名を含む、国連職員が亡くなったことに、深い悲しみを表明しました。
イラクのユニセフ・プログラム・コーディネーター、クリストファー・クライン・ビークマン氏(Mr. Christopher Klein-Beekman)(32)が、バグダッドの国連本部での爆発によって亡くなりました。クライン氏は、イラクにおける幹部職員であり、ユニセフ代表代理を務めていました。
「今日、イラクの人びとと人道支援に携わるすべての人びとは、非常に大きな損失を被りました」と、5月にイラクの国連職員を訪問したユニセフ事務局長キャロル・ベラミー氏は述べました。「クリスは、この困難な時期のイラクで大きな成果をあげてきた、エネルギッシュで非常に才能ある若者でした。彼は、同僚や友人に尊敬され、子どもの問題に情熱をもって取り組んできました。彼を失ったことは、私たちすべての深い悲しみです。こうした死は、本当にひどい悲劇です」

 ユニセフは、クライン・ビークマン氏以外の、他のユニセフ職員はすべて無事と報告されていると述べました。

 ユニセフは、イラクに1983年から常駐しており、バクダッドでは、主要国連施設から数マイル離れたところにオフィスを構えていました。しかし、ユニセフ職員は、今日攻撃された国連ビルでの会合に定期的に参加していました。

 クライン・ビークマン氏は、カナダ出身で、妻と両親がいます。2002年5月にイラクに赴任し、戦前から引き続いて、何百万というイラクの子どもたちの命を守るため、大規模なユニセフの活動の副代表として働いてきました。

 クライン・ビークマン氏は、1997年1月にユニセフ職員となり、エチオピアでの勤務の後、コソボのプログラム・オフィサーを務めました。

 「すべての国連ファミリーにとって、悲劇的な日です」とベラミー事務局長は述べます。「しかし、亡くなったり負傷されたりした方の家族にとっては、悲劇という以上のものです。彼らへ思いを馳せたいと思います」

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