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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

アフリカ史上最大のポリオ予防接種キャンペーン始まる

西部・中央アフリカ地域事務所
2004年10月6日

 これからの数カ月間、アフリカではポリオが近年で最も流行する危機に直面します。何千人もの子どもたちを危険にさらし、これまで世界が行ってきたポリオのない世界に向けての投資を全て反故にしてしまいます。低い免疫レベルによって、ポリオの再流行が引き起こされ、かつてはポリオのなかった地域に住んでいる子どもたちにも、国を超えてポリオが広がりつつあります。今年世界で報告されたポリオのおおよそ90%がアフリカで起きています。サハラ以南のアフリカ地域でのポリオの再流行が、世界で展開されてきたポリオ撲滅活動における唯一最大の脅威です。

 この悲劇を回避するために、アフリカの23カ国は、8000万人を超す子どもたちへの大々的な予防接種キャンペーンを共同で行う予定です。これはアフリカの歴史上、最大規模で行われる子どもたちのための共同健康イニシアティブです。何万人もの保健スタッフがすべての子どもたちにワクチンを届けるため、一軒一軒家々を回ります。キャンペーンの第一弾は10月8日から12日に、第二弾は11月18日から22日に行われ、ビタミンAも併せて配られます。第三弾は、はしかの予防接種キャンペーンと一緒に12月13日から19日にブルキナファソ、コートジボワール、マリ、ニジェール、トーゴで行われます。

 世界ポリオ撲滅活動は2004年から2005年の間に2000万米ドルの深刻な資金不足に直面しており、350万米ドルは2004年11月までに緊急に必要とされています。

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