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スリランカ ユニセフ、武装集団による子どもの誘拐・徴兵の動きを非難【2006年6月22日 コロンボ発】 ユニセフ・スリランカ事務所は、カルナグループと呼ばれる武装勢力にによる児童誘拐と子どもの強制的な徴兵活動を阻止する為、関係各方面による緊急の対策と行動を呼びかけています。ユニセフは、スリランカ国内の複数の地域で、こうした事件が頻発していることを確認しています。例えば、こうした事件が今年3月から増加傾向にあるバッティカロア地区では、ここ数週間で30件の誘拐・徴兵が行われたことを確認しました。 ユニセフは、スリランカの全武装グループに対し、子どもの徴兵と戦闘地域へ子ども兵士を送り込むことを禁止するよう呼びかけている。また、スリランカ政府に対しても、児童誘拐事件の捜査と、誘拐が多発している地域の子どもへの法的保護を十分保障するよう要請しています。 武装勢力は、敵対するコミュニティーの人々の間に不安や恐怖を蔓延させる手段として、「子どもの徴兵」という手段を多く使います。この影響は顕著で、例えば、被害に遭っている地域の学校の出席率の低下などに表れます。子どもの誘拐や徴兵は、それ自体が非常に深刻な子どもの権利の侵害であるだけでなく、子どもたちを、生涯に渡って残虐な行為と過剰な暴力にさらすことにつながるのです。 ユニセフは、コミュニティーや被害に遭った子どもたちの両親らと協力し、これまでに報告された各事件の詳細を確認する作業を進めています。
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