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インドネシア:度重なる自然災害
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2日間続いた豪雨により発生した洪水と地滑りにより、インドネシアのスラウェシ島南部で23日までに200人が死亡、135人が行方不明、7,500人以上が家を失いました。
ユニセフは、緊急支援の第1弾として、1,000世帯に安全な飲料水を確保するために、浄水剤1,100本、ポリタンク10,000個、石鹸などの衛生用品5,000セットを空輸。ユニセフスタッフ3名が、被災状況を確認しながら、麻疹や破傷風の予防接種活動や防水シートの提供など、第2次以降の支援計画を策定しています。
ユニセフ インドネシア代表ジアンフランコ・ロティグリアーノ氏は、少なくとも被災者の30%が18歳未満の子どもたちであると伝えてきています。23日現在、保護者と離れ離れになった子どもは発見されていませんが、ロティグリアーノ代表は次のように、特に子どもを念頭おいた支援の必要性を訴えています。
「現地では27の学校が全半壊し、その多くが小学校です。仮設学校の開設・建設などの支援を考えなければなりません」
「ユニセフは、ジャワ島地震緊急支援でジョクジャカルタに設置したウォーターブラッダーと呼ばれる緊急人道支援用簡易給水タンクを、スラウェシでの緊急支援活動のために洪水被災地に移送します。ジョクジャカルタでは他の方法での支援継続が可能になりましたので。」 これらの支援物資は、26日までに被災地に届けられる予定です。 |