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ジャワ島津波:緊急支援物資、被災地へ【2006年7月18日、ニューヨーク発】
現地時間17日、インドネシア・ジャワ島を襲った津波。何千何百もの人が命や家を失った被災地に向け、ユニセフの支援物資の輸送が続いています。 今回の地震・津波により、少なくとも400人近くが死亡。200人以上が行方不明となっています。生存者の捜索と、負傷者の救助が続いています。 今回の津波を引き起こした地震の震源は、中部ジャワのビーチ・リゾート、パンガンダラン沖合。米地質調査所によると、地震の規模を示すマグニチュードは7.7で、余震も数回観測されています。 高さ1.8メートルほどの波が岸を襲い、何千人もの人々が高台に避難しました。 最新の報告では、3万1,000人以上もの人々が家を失ったとされています。またその多くが、公民館や学校、寺院(モスク)などに身を寄せていますが、津波が襲ってきた時の恐怖のトラウマから、また、再び津波が襲ってくることへの恐れから、より内陸へ避難する人々も少なくありません。 現地ユニセフ事務所の緊急支援担当職員リナ・ソフィアニは、パンガンダラン近郊の被害が最も深刻な地域で、2,000人程の家を失った人々が身を寄せる仮設避難所を訪問。様々な支援物資を早急に届けなければならないと報告してきました。 ユニセフは、現地時間水曜日(19日)中に、中部ジャワのジョグジャカルタから被災地に緊急支援物資を届ける予定です。支援物資には、仮設用給水タンク数基、衛生キット1000セット、飲料水用ポリタンク5,000個、「心のケア」などにも使われるレクリエーションキット等、必要最低限の緊急支援物資が含まれています。 ユニセフはまた、家族と離れてしまった子どもたちに対する支援の準備も進めています。しかし、家を失い、家族と離れ離れになってしまった子どもの正確な数は、まだ確認できていません。 パンガンダランで支援活動を始めたソフィアニは、現地支援団体の推計では、現在確認されている避難民のおよそ3割が子どもであると報告してきています。
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