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2007年版 『ユニセフ人道支援活動レポート』 発表【2007年1月29日 ジュネーブ/ニューヨーク発】 ユニセフは、世界で人道的危機に晒されている子どもの状況や、子どもたちに必要とされている支援活動の内容をまとめた2007年版『ユニセフ人道支援活動レポート(Humanitarian Action Report)』を発表しました。 このレポートは、「スマトラ島沖地震・津波被災地支援」の輪が世界に広がる中、耳目をあまり集めることの無い「隠れた」緊急事態に、国際社会の関心と支援を呼び掛けるため発表されるようになったものです。2007年版は、現在ユニセフが人道支援活動を展開している世界33の国と地域で、今年1年間必要な資金、総額6億3500万ドル(746億円余り)の支援をアピールしています。この中では、史上最大の人道的危機と言われているスーダン・ダルフール地域や、170万人の国内避難民が出ている北ウガンダへの支援要請の他、昨年のレポートには入っていなかった、レバノン、シリア、東チモールなども含まれています。
他の国連機関やNGOなどと協力して実施している人道支援活動の中で、ユニセフは、予防接種などの感染症対策をはじめとする医療・保健分野や、保護者を失った子どもの保護などの分野、また、安全な飲料水や衛生環境(トイレ)の提供、栄養不良児への治療や栄養補給、学校の再開・継続支援の他、子どもや被災者の状況の把握などの分野で、主導的な役割を果たしています。 昨年のレポートでは、総額8億600万ドル(29カ国を対象)の支援を要請。更にその後に発生した自然災害被災地などでの人道支援活動などを含め、2006年1年間にユニセフが国際社会に求めた支援の総額はおよそ12億ドル(55カ国を対象)にのぼりました。これに対し、国際社会からは、その53%にあたる約6億3600万ドルの支援が寄せられました。こうした支援により、数多くの子どもたちの命や生活が守られましたが、国際社会の関心には「地域的な偏り」が見られ、ハイチ、コロンビア、グルジアの3カ国には1ドルの支援も寄せられず、「忘れられた」危機にある子どもたちは、危急の事態におかれています※ ※ユニセフはこうした国・地域に対し、皆様からお寄せいただく「ユニセフ募金」(国・地域などのご指定を受けない一般募金)の一部を活用して子どもたちへの支援を行っています。 ************** (財)日本ユニセフ協会では、世界各地のユニセフ救援活動活動を支援する
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