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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ウルグアイ農村部における学校児童の現状に注目を
ユニセフが馬で1000kmの旅

【2007年11月9日 モンテビデオ発】

ユニセフ・ウルグアイ事務所は、子どもたちの問題全般、特に農村部の教育に対する問題を、1000km馬に乗って訴える活動を展開する。この活動は、11月11日にウルグアイの北端を出発し、12月9日、南部にある首都モンテビデオで終着を迎える。フィナーレには、ユニセフ、ウルグアイ政府、民間企業、市民社会、外交関係者らが馬に乗ってモンテビデオの国会議事堂に集まり、子どもたちのための取り組みを宣言する予定だ。

‘ウルグアイの子どもたちのための1000km’というテーマで行なわれる今回の活動は、ウルグアイの最北端の村ベラをスタートし、途中で参加者を募りながら南下。全19県中11県をカバーする。

この活動を率いるユニセフ・ウルグアイ事務所長トム・バーグマン・ハリスは、次のように述べた。「今回のプロジェクトは、ユニセフの歴史上初めての試みである。ふだん直接情報を得るのが難しい地域の子どもたちに接し、子どもたちの置かれている状況の理解を深めたいと思う。」

農村部の1146校の学校には、ウルグアイの24000人あまりの子どもたちが通っている。財源不足により、これらの学校には質の高い教育を受けるために必要不可欠な教材がなく、図書館がない農村部の学校は、およそ15パーセントに上る。

今回、ユニセフは農村部にある27校を訪問するほか35の移動図書館を開き、地域の人たちにもその図書館を開放する。各図書館には児童向け、青少年向け、一般向けなど80冊の書籍が納められている。生徒や教師は読書推進活動を行い、また子どもや若者の権利について訴えているコミュニティを結集させるべく、地元当局と地域活動家たちが話し合いを行う予定だ。

モンテビデオに到着した後、国会議事堂で、ユニセフはウルグアイ政府などとともに子どもの権利に対する国家のコミットメントを再確認し、社会のさまざまなセクターの代表者らが、教育と子どもの権利の分野で今後達成すべき具体的な目標を宣言した誓約書に署名を行なうことになっている。

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