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サイクロン「シドル」の被災者数百万人に飲料水・医薬品・食料の供給【2007年11月16日 バングラデシュ・ダッカ発】 バングラデシュに過去10数年来最大級の被害をもたらした、サイクロン「シドル」。被害を受けた何百万人もの被災者に、ユニセフは安全な飲料水や医薬品、食料品などの供給を進めている。 安全な飲料水の確保は、子どもたちの命を奪う病気を防ぐために非常に大切な問題だ。ユニセフは、その他にも避難所の人々や家に戻る人々に対して、必須医薬品と高エネルギー・ビスケットを配布している。 被災者320万人。死者者は1100人に上ると見られ、推定100万人の人々が避難所での生活を余儀なくされている。 もっとも被害の深刻な地域はボリシャル、ボルグナ、ポトゥアカリ、パタルガタ、ジャロカティー、ピロジプール。何百人もの死者が出ていると見られ、島や沿岸部では、多くの人が行方不明となっている(パタルガタだけでもその数は推定300人)。 サイクロンがもっとも激しいときには、全国で停電が起こり、国内の情報網が遮断された。電力供給もいまだに非常に不安定な状況が続いている。最も被害が大きかった地域(沿岸部)との連絡、およびアクセスは限られた状態だ。 倒木により、ダッカと地方とを結ぶ主な幹線道路は、遮断されている。 家屋、農作物、家畜などの被害も深刻である。当初の推定によると、クルナでは被害を受けた土地全体の80%が被害を受け、30%の家屋に被害がでていると推定されている。
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