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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

第79回アカデミー賞
ユニセフの女子教育支援をテーマにしたスペイン映画
短編映画部門オスカー候補に!

【2007年2月21日 スペイン発】

2月25日(日本時間26日)に開催される第79回アカデミー賞授賞式。短編映画部門オスカー候補に、ユニセフの女子教育支援活動をテーマにしたスペイン映画『ビンタと最高のアイディア』(Binta y la gran idea ※邦題は仮訳)がノミネートされています。

アフリカ・セネガル南部の小さな村に住む、陽気で前向きな女の子ビンタちゃん(7歳)の日常生活を描いた『ビンタと最高のアイディア』。ユニセフが実際に女子教育支援活動を展開しているセネガルのコミュニティーで撮影されたこの映画は、ユニセフが推進する「女子教育」支援が、子どもたちのみならず社会全体にもたらす恩恵をテーマにしています。

『ビンタと最高のアイディア』は、ユニセフが取り組む教育問題や子どもの保護の問題などをテーマにした5つのショートストーリーのオムニバス映画、『世界でいつも...』(En el mundo a cada rato)の一編としてスペインで公開。2005年、愛地球博のスペインパビリオンで開催された「ヒスパニック・ビート・フィルム・フェスティバル 2005」などでも紹介されました。

女の子の教育にとどまらない「女子教育」支援の恩恵
© UNICEF Spain Web

現在、世界で学校に通うことができない子どもは約1億1500万人。特に女の子の場合、男の子と比べると、就学率の低さや卒業前に退学してしまう割合の高さが際立っています。貧困問題がその背景にあることは言うまでもありませんが、女の子が学校に行けないことが、貧困問題を「再生産」する原因の一つにもなっているのです。女の子自身の社会的・経済的機会が奪われるのみならず、女の子がコミュニティー・社会に貢献する能力・技術を得る機会を奪っているのです。また、将来生まれてくる子どもの親として、子どもを生み・育てるのに必要な知識・技術を得る機会も奪い、将来の子どもたちにも「負の遺産」を残しているのです。

『ビンタと最高のアイディア』は、こうした状況を、世界中どこにでも居る「ごく普通」の人たちが変えてゆく姿、そして、彼らこそが「変化」を生む主人公であることを私たちに教えてくれます。

映画『世界でいつでも…』(En el mundo a cada rato)特設サイト(外部サイト・スペイン語)はこちら
(このニュースは、スペインのユニセフ協会やユニセフ本部が発行した複数のプレスリリースなどをもとに、日本ユニセフがまとめました。『ビンタと最高のアイディア』・『世界でいつも...』の今後の日本公開は未定です。)

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