スマトラ島中部でM6.3地震 ユニセフ職員、現場へ急行
(3月6日午後7時までに入電したユニセフ現地事務所からの第一報より)
【2007年3月6日 インドネシア発】
3月6日(火)、インドネシア・スマトラ島第2の都市バダン近郊で、マグニチュード6.3と6の2度の地震が発生しました。同日午後6時過ぎ(日本時間)ユニセフの現地事務所から入った情報では、バダン近郊の丘陵地帯を中心に被害を及ぼしたと見られるこの地震による死者は、少なくとも50名、負傷者は200名以上と推定され、地域の病院は怪我人などで溢れていると伝えています。また、病院や学校などコンクリートの建物を含め数百の建物が倒壊・一部損壊、被災地と周辺地域をつなぐ主要道路も寸断され、電気・電話もストップしていると報告しています。
ユニセフは、地震発生の第一報を受け、既に職員2名を被災現場に派遣。被害の状況や必要性が確認され次第、港湾都市メダンに備蓄しているテント、医療キット、浄水剤等の緊急支援物資を現地に搬送する予定です。 被災地は、現在雨季にあたり、また風も強く、子どもたちの健康状態の悪化が懸念されています。
注: このレポートでお伝えしたユニセフの支援活動は、ユニセフの現地事務所が緊急事態に備えて日ごろより備蓄していた支援物資や皆様からお寄せいただいたユニセフ募金(使途を限定しない募金)などを活用して展開されており、これまでのところ、ユニセフは、国際社会に対して追加の支援要請(アピール)を発表しておりません。
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今回のような自然災害等の被害に、世界中のユニセフの現地事務所がいち早く対応できる体制づくりにも
役立っています・・・「ユニセフ・マンスリー・サポートプログラム」へのご協力のお願い
「子どもを支援する」ことは、子ども時代全体を支えること。時間のかかる根気のいる活動です。自然災害や紛争などの緊急事態、あるいは貧困などによって生命の危機にさらされている子どもたちをいち早く助けることは、重要なユニセフの活動のひとつです。しかし、そこは出発点にすぎません。その1年先、5年先、10年先を視野に入れた活動がなければ、子どもたちを本当の意味で支えることはできません。「ユニセフ・マンススリーサポート・プログラム」は、ご負担とならない任意の一定額をお決めいただき、月々の自動引落によりご協力いただき、子どもたちの成長に合わせた、ユニセフの継続的な支援活動を支えていただくご協力の形です。また、こうしたご協力を通じて、ユニセフは、世界各国のユニセフ事務所に、今回のような自然災害等の被害にいち早く対応できる体制を整えています。
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