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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ユニセフ、タリバンに対し死刑執行時の未成年者の利用を非難

【2007年4月23日 ニューヨーク/ジュネーブ】

ユニセフは本日(23日)、タリバンが死刑執行にあたって、未成年者を利用することは犯罪行為だと非難した。パキスタンで流されたビデオには、ひとりの少年がおとなの首をはねるシーンが映し出されている。これは、紛争時にいかに子どもがおとなによって凶悪犯罪に関わらされているかという悲惨な例である。

ユニセフは、どういう役割であろうと、またいかなる紛争当事者によってであろうと、子どもを紛争に利用することを断固として非難する。とりわけ15歳未満の子どもを利用すること(今回のケースはまさにそれに当てはまる)は、国際法において戦争犯罪とされている。

子どもたちが近隣の人々や自分の家族に対してまで残虐行為を強制されるのは、珍しいことではない。そのことで子どもと地元社会のつながりが断ち切られ、かれらを誘い込んだ武装集団への依存性が強化される。

子どもたちはしばしば、最悪の暴力行為を目の当たりにし、また暴力行為に加わるよう強要される。適切な支援を受けなければ、長期にわたって子どもたちに精神的な影響を及ぼす可能性がある。ユニセフは元兵士の子どもたちを支援し、かれらが地域社会に再統合され、心理的・情緒的な苦悩に対処できるようなプログラムを実施している。

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