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ユニセフ、ガザで高まる人道支援のニーズに対応し緊急支援物資[2007年6月22日、エルサレム/ニューヨーク/ジュネーブ発] ユニセフは、ガザの子どもたちの間で病気が発生するのを防ぐため、緊急の医薬品とワクチンを届けている。 MMRワクチン(はしか、おたふく風邪、風疹)、BCG(結核予防)、破傷風ワクチンがすでに水曜日に現地に到着し、その他のワクチンや緊急キットも送り出す準備が進められている。 ユニセフは子どものための機関として、被害を受けた電気供給網の復旧が続く中、30万人分の需要に応えられる水と衛生システムを稼動させるため、5万リットルの燃料も供給している。なぜなら、水を媒介とする感染症や、ワクチンで予防できる病気に罹患する危険が最も高いのは子どもたちだからである。 ガザ地区への出入りがほとんど不可能なため、基本的な医薬品の備蓄は危機的なレベルに達している。保健関連施設は、消耗し心に痛手を負った住民のニーズに応えるために奮闘しており、ユニセフは、ショックと極度のストレスを抱えた子どもたちの治療のために尽力しているところである。 食糧価格の高騰や、3分の2を超える家庭がすでに貧困ライン以下の生活をしているという事実は、子どもと妊産婦の栄養状態がいっそう悪化する可能性があることを意味している、とユニセフは述べている。パレスチナ自治区全体では、10人に1人の子どもが発育阻害の状態である。北部ガザ地区では、子どもの30%が年齢相応の身長に達していない。 パレスチナ自治区におけるユニセフの活動は、教育、保健、栄養、水と衛生、子どもの保護、青少年の参加などに焦点をあてて行われている。
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