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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

チャド東部の何千人もの避難民の子どもたちに水と衛生施設を提供

【2007年7月20日 東京発】

チャド東部の国内避難民およそ3万人(そのうち1万8,000人が子ども)は、日本政府による118万米ドルの緊急援助で新しい掘削井戸と共同トイレが設置されることで、まもなく清潔な飲料水と衛生施設を利用できるようになる。

ユニセフ・チャド事務所代表スティーブ・アドキッソン氏は、次のように述べた。「このタイムリーな資金援助に心から感謝する。我々は、深刻な資金不足に直面し、増加をつづける国内避難民の重大なニーズに追いつくことができずにいた。今回の援助によって、国内避難民となった子どもたちの生活を大きく変えることができるだろう。清潔な飲料水へのアクセスは、人々の健康に関係しているだけではない。多くの子どもたちが、灼熱の太陽のもと、水汲みに何時間も費やすことで学校に通うことができなくなっていたからだ」。

チャド東部の村々では水資源がもともと十分でなかったが、そこに大量の国内避難民が流入したことで限界に達した。水と衛生の分野で先導的な役割を果たしているユニセフは、資金不足が課題のひとつだったと述べている。

日本政府からの117万9,450米ドルの拠出によって、ユニセフは今後数ヶ月間に16の堀井戸、2つの小規模な給水システム、および1,000の共同トイレを設置することにしており、チャド東部の国内避難民3万人がその恩恵を受けることになる。これと並行し、2万人を対象とした適切な衛生習慣を推進するキャンペーンも実施されるほか、5,000人が家庭用水キットの提供を受ける。

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