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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

レバノン、90万人余の子どもを対象にはしかと風疹の予防接種キャンペーン

【2008年3月31日 ベイルート発】

レバノンは今日(31日)、90万人あまりの子どもを対象に全国はしか・風疹予防接種キャンペーンを開始した。これは、2010年末までにこれらの病気を根絶するという、ユニセフ・WHO戦略に対する公約の一環として実施された。

今回のキャンペーンは、レバノン国内のほとんどの地域で毎年発生しているはしかを防止するため、レバノン保健衛生省が勧告した。キャンペーンには教育省やその他の省庁のほか、民間の社会グループ、組織なども参加する予定である。

対象となるのは生後9ヶ月〜14歳までの子どもたちで、このキャンペーンは3月31日〜4月12日、4月29日〜5月3日の2回にわたって実施される。1回目は学校や保育所の子どもが対象となり、2回目は1回目に予防接種を受けられなかった子どもたちが対象とされる。

予防接種は、少なくとも1人の医師または正規の看護士を含む350チームが、3,000以上の公立・私立校で実施する。

キャンペーン開始に当たって先週木曜日に行なわれた記者会見で、教育・高等教育省のカリッド・カバニ氏は次のように述べた。「健全な精神とは健康な身体を意味している。我々にとってレバノンの子どもたちはもっとも大切である。子どもなくしては健全で健康な社会を築くことはできない。」

同じ席上で保健衛生省のモハメド・カリファ大臣もスピーチを行い、今回のキャンペーンにかかわったすべての人々、とくにユニセフに対して感謝の意を表明した。さらにすべてのレバノン国民に対し、近くのセンターで子どもたちに予防接種を受けさせるよう呼びかけた。

キャンペーンの準備段階でユニセフは、予防接種の重要性に焦点を当て、国民を対象としたマスコミによる総合的な意識向上プログラムを行った。

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