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財団法人日本ユニセフ協会

ライブラリー プレスリリース

ミャンマーでワクチン貯蔵のためコールド・チェーン・システムを強化
ユニセフからミャンマー保健省に新しいコールド・チェーン施設

【2008年8月12日 ヤンゴン発】

ユニセフとWHOは今日(12日)、予防接種キャンペーンにおけるミャンマー政府への支援活動の一環として、保健省に新しいコールド・チェーン施設の支援を実施した。この施設により、ミャンマー全土で必要とされる6種類のワクチンを8ヶ月分貯蔵することができ、定期的な全国予防接種および緊急の予防接種のためのワクチンを各管区や州、村に分配するための重要な拠点となる。サイクロン・ナルギスの影響で保健キャンペーンの回数が増加するなか、この新しい施設によってワクチンの備蓄能力は大幅に拡大し、既存のヤンゴン子ども病院EPI中央貯蔵室を補完するものとなる。

ユニセフ・ミャンマー事務所の國井修保健・栄養事業部長は次のように述べた。「ミャンマーの子どもたち、とくに感染症が拡大しやすい被災地の子どもの生存にとって、予防接種は不可欠である。予防接種プログラムの成功のカギは、命を守るワクチンを守るために、コールド・チェーン器材がどの地点においても機能していることです」。

この施設では、ミャンマーに入ってくる新しいワクチンの大部分を貯蔵し、ポリオやはしかなど集団予防接種キャンペーンの実施に必要なワクチンの需要増加に対応することができる。施設は3つの冷蔵室と4つの冷凍室を備えており、BCG、ポリオ、はしか、三種混合、破傷風、B型肝炎などのワクチンが貯蔵されることになっている。施設の建設費44万米ドルは、ユニセフとWHOが共同で拠出した。

サイクロン・ナルギスの余波のなか、ユニセフはWHOとともに、一時避難所でのはしかの予防接種キャンペーンの実施や、被災地におけるコールド・チェーンの復旧などによる定期的な予防接種サービスの再開において政府を支援している。またNGOも、これらの活動を人的動員の側面から支援している。

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