2013年までにルワンダの50万人に水道と清潔なトイレを
オランダ政府が資金を拠出
【2009年3月20日 ルバブ/ルワンダ発】
3月22日の世界水の日を記念して、ルワンダ政府は西部州で給水設備の工事にとりかかることを正式に表明した。この設備が完成すれば、10万人以上の人々により安全な水と衛生施設を提供することができるようになる。
水・エネルギー部門を担当するインフラ整備省のH.E.アルバート・ブタレ大臣は、次のように述べた。「ユニセフが橋渡ししてくれた今回のパートナーシップにより、2013年までに50万人のルワンダの人々が水道水を利用できるようになる。今後5年間にわたり2,000万米ドルを拠出することになっているユニセフとオランダ政府に対し、ここに感謝の意を表明する。ルワンダ政府は水と衛生施設の利用機会を増やすことで、ビジョン2020とミレニアム開発目標の達成にむけ前進する。」
ルワンダの人々が罹患する病気の80%は、水を媒介とする病気である。水と衛生施設が十分でないことは、国家、個人の双方にとって経済的負担が増えるだけでなく、観光業や輸出にも損害を与える可能性があることを意味している。
水と衛生施設の利用率を増やすことは国家の優先課題である。今日の式典をもって、オランダと日本の拠出金を使ってユニセフがルワンダ政府を支援し、水と衛生施設のマネジメントについて国家および地域社会の能力を向上させる活動が始まる。
ユニセフ・ルワンダ事務所のジョセフ・ファウンビ所長はこう述べた。「我々は地域社会、地方政府、各省庁、民間企業、国際開発パートナー(世界銀行やオランダ開発機関など)との連携を継続し、衛生・公衆衛生のための資源を増やすことを期待している。また、排泄物処理、農業や家庭用水のための雨水利用と安全な貯水などについての適正技術を全国規模で推進したいと思う。」
オランダから拠出された資金は、ルバブ、ムサンゼ、ニャビフ、ブレラなどの郡の地域社会、200ヵ所の学校、50ヵ所の保健所を対象に、水と衛生施設の改修や(必要な場合は)建設のために使われることになっている。
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