ユニセフ職員 ペシャワールのホテル爆破で死亡
アン・ベネマン ユニセフ事務局長の緊急声明
【2009年6月9日 ニューヨーク発】
現地時間9日夜、パキスタン・ペシャワールのパールコンチネンタルホテルで発生した爆破事件により、ユニセフ職員のペルセベランダ・ソーさんが死亡したとの報に触れ、ユニセフは、深い悲しみに包まれています。
同僚からペルシーと呼ばれ、親しまれた彼女は、1994年にユニセフに入り、ユニセフ・パキスタン事務所の教育事業部の部長として活躍。仕事に対する彼女の真摯な態度に、ユニセフ内外から高い評価を得ていました。
今回、彼女は、この国で早急に解決されなければならない問題の一つである女の子の就学率の向上を支援する事業を展開するために、危険をかえりみずペシャワールに来ていました。
ユニセフは、今回、非常に貴重な人材を失いました。母国のフィリピンにいらっしゃる家族や友人の方々に、ユニセフ職員一同、私どもと想いを共有される世界中の方々とともに深い哀悼の意を表します。
爆破事件が発生した時、このホテルには、彼女をはじめ多くの人道支援専門家が滞在していました。彼女たちは一様に、パキスタンで最も弱い立場に置かれている人々の命を守るための活動に取り組んでいました。今回のテロは、ペルシーが長年献身的に取り組んできた「人道支援」の精神そのものに対する攻撃です。ゆえに、ユニセフは、今回のテロ行為を強く非難します。
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