「予防接種を受けることは子どもの権利」
レニー・クラヴィッツがユニセフ公共CMに登場
■ レニー・クラヴィッツ氏 「すべての子どもたちに予防接種を」
グラミー賞受賞者のシンガー・ソング・ライターで、音楽プロデューサーや俳優としても活躍しているレニー・クラヴィッツ。
このたび、ユニセフの公共CMに登場し、予防可能な病気で命を失う子どもたちを守るために、ユニセフを応援しようと呼びかけています。
世界では、毎年150万人もの子どもたちが、ワクチンで予防可能な病気で亡くなっています。
「どの親にとっても、わが子が病気で苦しむことほどつらいことはありません」とクラヴィッツ氏は言います。「ユニセフは、すべての子どもたちが、予防接種を確実に受けられるようにすることを目指し、予防接種100%キャンペーンを行っています。ワクチンが安価であるにもかかわらず、予防接種を受けることができない子どもがいる状況は、到底受け入れられません」
新しいアルバムのレコーディング中の合間をぬって、クラヴィッツ氏は公共CMを撮影。
一人の子どもも取り残すことなく、予防接種を受けられるようにと、予防接種の重要性を訴えています。
クラヴィッツ氏がユニセフを支援しはじめてから1年、清潔で安全な水と衛生設備(トイレ)を利用できるようにする水と衛生の分野への支援を行ってきました。今回、予防接種の公共CMの出演に加え、自身のソーシャル・メディアも活用して、ユニセフの予防接種活動への支援を世界中に呼びかけています。
レニー・クラヴィッツ氏の公共CMは、こちらからご覧いただけます。
■ 予防接種は最も費用対効果が高い(1米ドル以下 )取り組み
公衆衛生において、予防接種は最も成果を出し、費用対効果も高い−はしかの予防接種は1米ドル以下−取り組みです。しかし、世界の子どもたちの約20%は、予防接種を受けられずにいます。
都市や町から離れたコミュニティに住んでいる子どもたちほど、命を奪う危険性のある予防接種を受けられない傾向にあります。このような病気にかかれば、甚大な後遺症を負う、または命を失いかねません。
この大規模な予防接種キャンペーンが実施できれば、貧しく、また周囲から孤立しているコミュニティに、殺虫処理をされた蚊帳や栄養サプリメントなどの欠かすことのできない保健サービスを届けることができます。
「ユニセフは世界で最も多くのワクチンを提供しています。世界の子どもの3分の1以上は、ユニセフによって予防接種を受けています。すべての子どもたちが予防接種を受けることができるようになる日は、もうすぐそこまできています」と、ユニセフ・予防接種チーム部長 ホセ・ヴァンデレールは言います。
■ポリオ根絶まであとわずか−残るは3ヵ国
予防接種で、天然痘は根絶されました。また、ジフテリアや破傷風、百日咳、はしか、ポリオなどを予防していますが、一方でこれらの病気で毎年200〜300万人が亡くなっているのも事実です。
ポリオは、50年前まで最も恐ろしいと言われた感染症です。予防接種を受けていなければおとなでも感染する恐れがありますが、5歳未満の子どもたちがとりわけ感染しやすく、命を失う、または手足に麻痺が残るなどの後遺症をもたらします。世界中でポリオの予防接種が行われ、根絶への取り組みは最終段階にあります。現在、ポリオが根絶できていない国は、アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアの3ヵ国となっています。
本プレスリリースに関するお問い合わせ :(公財)日本ユニセフ協会 広報室
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