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ロンドンでグローバル・サミット開催
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© UNICEF/NYHQ2012-0883/Brian Sokol |
武装勢力に徴用された後、何度も性的虐待を受けていた16歳の女の子。現在は解放され、ユニセフの支援の元、職業訓練を受けている。(中央アフリカ共和国) |
6月10日から13日までの4日間、ロンドンで、ウィリアム・ヘイグ外務大臣主催による紛争下の性暴力の撲滅を目指すグローバル・サミットが開催されます。本グローバル・サミットは、戦時下で武器として用いられる性的暴力を撲滅すべく、国際的な行動を盛り上げることを目指しています。
世界各地で紛争下にある地域では、銃弾や爆弾と同じように性暴力が子どもや女性の命を奪い、大勢の子どもと女性がレイプや虐待のリスクにさらされています。本グローバル・サミットは、性暴力の予防や被害にあった方たちへのケアや支援、国際的な行動を盛り上げることで、このような犯罪は刑罰を受けないとの文化を終わらせることに焦点を絞っています。
ユニセフ本部の子どもの保護部門部長のスーザン・ビッセルは「性暴力は戦争で、残酷な武器として使われています。レイプや虐待の被害にあった女性や少女、少年の人生は破壊されています。これは世界各地で見られる悲劇です。紛争下の性暴力は社会に深く根ざしたものでもあり、戦争が終わっても性暴力による影響は続き、耐えられない苦痛をもたらします。性暴力を予防するプログラムは、まさに命を救うものです。そのことをしっかりと認識しなければなりません。紛争が起きるやいなや、これらすべての対応パッケージが実施されなければ、取り組みによる効果は生まれません」と述べました。
© UNICEF/NYHQ2012-0707/Kate Holt |
紛争から逃れ、身を寄せていた避難先でレイプの被害にあった女性。4人の子どものうち、17歳の娘は殺害された。(ソマリア) |
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