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サッカー・スペイン代表 セルヒオ・ラモス選手
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スペインのプロサッカーリーグのレアル・マドリードと同国代表チームで活躍するスター選手、セルヒオ・ラモス選手が、本日、ブラジル・クリチバで開催されていた子どもたちのためのユニセフのイベントに参加。同会場で、スペインのユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)から、ユニセフ親善大使(スペイン国内親善大使)として任命されました。
© UNICEF/2014 |
子どもたちとユニセフ親善大使(スペイン国内親善大使)に任命されたセルヒオ・ラモス選手。 |
長年にわたってユニセフを応援してくださっているセルヒオ・ラモス選手。その協力は、セネガルでユニセフが展開する子どもの命を守るための活動の現場の訪問や、アフリカの子どもたちへの支援を訴える“Champions for Africa and Champions for Life”などのチャリティマッチへの参加、支援を呼びかけるメッセージの提供、チャリティ・オークションへの参加、また、社会的に困難な状況に置かれている子どもたちへの支援を訴えるテレビの特別番組への出演など多岐にわたります。
ブラジルでは、間もなくサッカー・ワールドカップが開催されます。ユニセフも、この世界的イベントに合わせ、スポーツを通じて“寛容”“平和”“尊重”の精神を広め、かつ、次世代を担う若者たちの協調とリーダーシップを育み、子どもたちを暴力から守ることを訴える“チーム・ユニセフ”と呼ぶプロジェクトをキック・オフしました。ラモス選手の親善大使就任も、この機を捉えて発表された次第です。
© UNICEF Video/2014 |
ブラジル・クリチバで開催されていたユニセフのイベントで、ユニセフ親善大使(スペイン国内親善大使)に任命されたセルヒオ・ラモス選手。 |
親善大使に就任したラモス選手は、イベント会場でのセレモニーの席で、次のようにコメントしました。「ユニセフのスペイン国内親善大使として、子どもたちの権利を守るユニセフの活動にこれまで以上に貢献できることを誇りに思っています。また、ワールドカップの期間中、“チーム・ユニセフ”の一員としてスポーツや子どもたちのための活動に協力できることに、心躍る思いです。つい最近、私も一児の父になりました。私の息子が、何らかの原因で生まれ持った権利が守られないような状況が生まれるとしたら、そして、私がその状況から彼を守ってあげることができなかったら…。もしそうなったら、きっと想像を超える程の苦しみを味わうことになるのだと思います」
スペイン ユニセフ協会(国内委員会)のハビール・マルトス事務局長は、セルヒオ・ラモス選手の長年にわたる貢献に対する感謝を、次のように述べました。「今回の大使就任は、ラモス選手が長年にわたり、そして公私両面で、子どもたちのために献身的に活動されてきたことに裏付けられたものです。ユニセフの世界的な活動をサポートする際、ラモス選手は、社会的に最も弱い立場に置かれている子どもたちのことに常に配慮し、また、そうした子どもたちのことを最優先に考えてくれました」
「私たち一人ひとりが、弱い立場に置かれた子どもたちをサポートするために出来ることを考えなくてはなりません。すべての子どもたちは、生きる権利、可能性を伸ばす権利、遊ぶ権利、そして、あらゆる可能性に溢れた未来を持つ権利を持ってこの世に生を受けます。ユニセフの活動は、こうした権利を実現するために欠かせないものなのです」2005年以来、スペイン代表チームのメンバーとしても活躍し続けるラモス選手は、こう語りました。
「私はユニセフの活動全般に信頼を寄せています。セネガルを訪れた時も、その成果を、私自身の目で確認することができました。ですから、ユニセフとこうして一緒に活動できることを誇りに思います。これからも、(世界の子どもたちを)助けたいと思っている多くの方々と一緒に、ユニセフのメッセージやキャンペーンを広めるためのお手伝いを続けてゆきます」(ラモス選手・セレモニー会場で)
セレモニー/イベント会場となったクリチバでは、限られた資金の中、地元の青年たちが、ユニセフの支援を受け、貧困家庭や障害のある子どもたちにも安全・安心できる環境の中でスポーツを楽しめる機会を提供する活動を続けています。こうした活動に参加する若者たちと交流したラモス選手は、「スポーツ(の意義)は、運動や優勝杯を目指した競技だけではありません。子どもが遊ぶ時、その子は、“子どもである”という権利を行使しているのです。また、スポーツは、子どもたちが健康な大人に成長することも助けてくれます。 友人との絆を深め、チームプレーやルールを守ることの大切さも教えてくれます」と語り、再び若者のサッカーの輪に戻っていきました。
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