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公益財団法人日本ユニセフ協会

資料・刊行物 プレスリリース

6月20日 世界難民の日
危険を冒してヨーロッパへ逃れる子どもたち
保護を求める子どもたちも等しく持っている子どもの権利

【2014年6月20日 ニューヨーク発】

レバノンに避難しているシリア難民の親子
© UNICEF/UKLA2013-04413/Brooks
レバノンに避難しているシリア難民の親子

シリアと周辺国、中東一帯を苦しめている紛争を受け、ヨーロッパでの保護を求め逃れてくる子どもたちが増えています。こうした行為は、地中海を渡る危険や、避難先の国で何が待ちうけているかは分からないことから、子どもたちをさらなる危険にさらします。しかし、「ボートシーズン」を迎え、絶望的な旅を計画する人や子ども難民は増加するとみられています。

子ども難民の多くは保護者を伴っておらず、危険で不安定な状況に置かれます。虐待や搾取、そのほかの人権侵害にさらされる危険性は極めて高まります。

難民の子どもたちに保護を

すべての子どもたちは、子どもの権利条約の下、保護される権利を持っています。子ども難民ほど、保護される権利が必要な子どもたちはいません。6月20日の世界難民の日にあたり、ユニセフはすべての政府に対し、子ども難民に、難民でない子どもたちと変わらぬケア、サービス、尊厳、保護を求めます。

子どもたちには何ら非はありません。保護を求めて逃げる子どもたちは、すでにほとんどの人が耐え難いようなトラウマを抱え、生きてきました。こうした子どもたちが安全な場所を求めているのであれば、安全な場所が提供されなければなりません。

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