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報告会レポートユニセフ子どもエイズセミナー2006夏
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■日時
2006年8月1日(火)
13:00 〜 17:00
■場所
東京・港区高輪
ユニセフハウス 2階会議室
■主催
(財)日本ユニセフ協会
■司会
子どもネットワーカー(炭谷耕太郎くん、須藤智美さん、倉持真理さん、石丸葵さん、桑山東洋子さん、桑山東洵くん)
■スペシャルゲスト
アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使
金子和平さん(ユニセフ子どもネットワーカーOB)
■参加者
子ども60名、おとな35名
■協力
UNCY(ユニセフ子どもネット OB・OG会)
13:00 開会のことば
13:10 みんなでアイスブレーキング!
13:20 これまでの活動をふりかえろう!
13:40 アグネス・チャンさんのレソト報告を聞こう!
14:40 J8に参加した皆さんの報告
14:50〜16:20 チームにわかれてグループワーク
16:30 話し合ったことを発表しよう!
17:00 終わりの会
世界では、たくさんの子どもたちがエイズで親を亡くして孤児になったり、命を失っています。
これまで2005年夏と、2006年の春の2回にわたって、子どもたちをとりまくエイズの問題について、いろいろなことを学び、意見交換をしてきました。今回のセミナーでは、これまでの活動を通じて、エイズとたたかう子どもたちのために何ができるかを、子どもたち自身が考えました。
当日の子ども参加者は60名。まずは初対面の緊張を解きほぐすために、AチームからHチームまで、8つのチームにわかれて、「人間ちえの輪」というゲームを行いました。
ゲームで緊張が解けた後は、これまでのエイズ・キャンペーンのおさらいです。
2005年8月9日に行われた「ユニセフ子どもセミナー2005夏 〜 HIV/エイズから子どもたちを守ろう」、そして2006年3月31日に行われた「ユニセフ子どもセミナー2006春 〜 ぼくたちわたしたちが考える子どもとエイズのこと」で学んだこと、話し合ったことを、子どもネットワーカーの炭谷耕太郎くんが報告してくれました。
2006年4月15日から23日まで、アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使が南アフリカの小国、レソトを訪れ、HIV/エイズが子どもたちにどのような影響を及ぼしているのかを確かめてきました。
HIV/エイズに対する偏見や差別におびえ、ひっそりと暮らすHIV感染者のお母さんと子ども。エイズで両親を亡くし、きょうだいだけで暮らす子どもたち…。防げる病気であるにも関らず、沈黙や偏見、無関心によって病が広がり、子どもと国の将来が壊されつつある現状を、アグネス大使がときに涙で声をつまらせながら報告しました。報告の後半では、視察に同行した金子和平さんが、元子どもネットワーカーの視点から現地の子どもたちの様子を報告してくれました。
2006年7月に、ロシア・サンクトペテルブルグで開催された主要先進8カ国首脳会議(G8)。このG8に合わせて開催された子どもたちの「サミット」、J8(ジュニア・エイト)に日本からも8名の高校生が参加しました。セミナーでは、J8参加者のうち4名が、J8の場でHIV/エイズについて話し合われたことを報告してくれました。
今日のセミナーの中心となるグループワークの時間には、8つのグループに分かれた子どもたちが、それぞれ、HIV/エイズについての現在の問題とその問題を解決するにはどうしたらよいか? 自分たち子どもにできることは何か?などについて話し合いました。
写真:©日本ユニセフ協会 |
グループワークで話し合った結果を模造紙にまとめて、グループごとに発表しました。HIV/エイズの問題について学校の先生や友だちに関心を持ってもらうために、学級会用のお芝居や若者へのメッセージ劇などを作成したり、「エイズはおとなだけの問題ではない」、「偏見や差別をなくすためにも正しい知識が必要」であることを訴えました。
当日の成果は宣言文「エイズとたたかう子ども宣言」にまとめられ、8月4日(金)にかながわ県民センター(神奈川・横浜市)で開催された『2006年度 第13回AIDS文化フォーラム in 横浜』で発表されました。
2006年8月2日 ユニセフ子どもネット
Unite for Children, Unite Against AIDS!
子どもたちのために、エイズと闘おう!