2011年11月23日、ユニセフハウスにて特別講演会と東日本大震災支援活動報告が行われました。
今回のイベントは、写真家のジャコモ・ピロッツィ氏の東北地方を訪問することにあわせ開催されました。ユニセフの撮影活動として、東北とこれまで訪問した国々についてお話をいただきました。また、皆様からの温かいご支援を受け、当協会が復興を支援する大槌保育園(岩手県)の八木澤園長をお招きし、震災発生直後から8ヶ月経った子どもたちの様子についてお話をうかがうとともに、被災地での当協会の支援活動について報告をいたしました。
≪ごあいさつ≫
日本ユニセフ協会専務理事 早水 研
皆さま、被災地での当協会活動を支えてくださいまして、誠にありがとうございます。ユニセフが約半世紀ぶりに日本ユニセフ協会を通じて、現在も支援を続けております。今回、ピロッツィ氏、大槌保育園の八木澤園長先生、お二方のご協力をいただきまして、被災地でだけでなく、海外での支援活動全般についてもご説明申し上げます。
日本国内における支援活動と海外における支援活動は、「子どもたちの命を守る」という点において違いはないと感じております。水、予防衛生、発育のモニタリング、栄養、そして何よりも、子どもたちが平常心を保つために、学校の再開、そして学校での生活というのは非常に大事なものです。日本には、教育委員会という制度があるので、義務教育については、しっかり再開できておりますが、一方未就学児の通う幼稚園、保育園については、状況が違うようです。地元の自治体だけでなく、園そのものからも要請を受けて、皆さまからお預かりしました募金で、しっかりと再建を行っていく次第です。
これからもまだまだ支援活動を続けていきます。緊急支援から復興支援に移行し、支援内容も変化してきております。子どもたちの成長のなかで、大切な時期を支えるためにも、引き続き皆さまの息の長い支援をお願い申し上げたいと思います。
今回の報告会を通じて、現地の状況を知っていただき、今後とも関心を持ち続けていただきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会
|トップページへ|コーナートップへ戻る|先頭に戻る|