「2003年世界子供白書」 統計
データについての一般的留意事項(「2003年世界子供白書」より)
以下の各統計表には、データとともに定義、データの出典、記号の説明をつけた。可能なかぎり、担当の国連機関のデータを使用してある。国際的に標準化された推定値がない場合は、他の情報源、とくに適当なユニセフ現地事務所から受領したデータを用いた。可能な場合には各国の包括的または典型的状況を表すデータを用いた。
最近人災または天災の影響を受けた国については、データの質に悪影響が生じている可能性がある。国の基本的な社会基盤が破壊されたり、大規模な人口移動が生じた国についてはとくにその可能性が大きい。
平均余命、合計特殊出生率、粗出生率、粗死亡率などいくつかの指標は、国連人口局が日常的に行っている推定・予測作業から得られたものである。これらを含む国際的な推定値は定期的に改訂されているため、ユニセフの過去の刊行物のデータとは異なることもある。
今年の統計表には新しいデータとして、HIV/エイズとマラリアに関するデータが導入された。HIV/エイズに関しては、エイズ有病率やHIV/エイズ感染者数、エイズの予防やエイズ孤児に関する統計表が用いられている。マラリアに関しては、および防虫用の蚊帳の使用や適切なマラリア治療薬による治療に関する統計を用いている。統計表には、大人のHIV/エイズ有病率が1パーセントあるいはそれ以上の国と、マラリアの蔓延地域に住む人口が50パーセントかそれ以上の国のみが含まれる。
さらに、表2と表3に新たな変更を加えた。つまり、「子どもにふさわしい世界」での乳幼児への母乳育児の目標として挙げられている、生後6ヶ月の乳幼児に限った母乳のみの育児への提言を反映し、表2での母乳のみの育児率を0歳から6ヶ月の乳児に限ってデータを算出した。これらのデータは年上の乳幼児をも含み、母乳のみの育児は年とともに減少する傾向にあるため、小さな乳幼児のデータ(つまり0歳〜4歳までの乳幼児)はこれまでよりも低い水準となった。
表3にはB型肝炎の予防接種率が追加された。2002年までに適切な保険制度の整った国の80パーセントで、また2007年までに全ての国で、B型肝炎の予防ワクチンを導入することが期待されている。
記号の説明
統計編の目的は世界の子どもと女性の状況に関する全体像を示すことにあるので、データについての詳細な説明や注は別の場所に掲げるのが妥当である。表に掲げたデータを説明するため、以下の記号を用いた。
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データが存在しないことを示す。 |
x |
データがコラムの見出しで指定されている年次もしくは期間以外のもの、標準的な定義によらないもの、または国内の一部地域のみに関するものであることを示す。それらのデータは地域平均あるいは合計には含まれない。 |
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データが、コラムの見出しで指定されている期間内に入手できたもっとも最近の年次のものであることを示す。 |
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