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停戦3日目が終わりを迎えつつあるガザ。ガザの住民たちは、停戦期間中に、28日間に及んだ戦闘と破壊の爪痕を何とかしようと奔走しています。1カ月にわたる戦闘で、6万5,000人が家を失ったとみられています。 計り知れない被害ユニセフ・パレスチナ事務所特別代表の功刀 純 子(くぬぎ じゅんこ)は「(この7年間に起きた)3回の紛争の中で、最も長く、最も多くの方が亡くなり、そして最も甚大な破壊をもたらしています。ガザに暮らす方やガザへの物質的な損害は、言葉では言い表せません」と述べました。 今回の戦闘では、ガザの住民の4人にひとり以上が自宅を離れ、避難しました。住民たちの中には、一時停戦中に自宅に戻ったものの、その被害状況を見て、避難所に戻らざるをえない人が大勢います。 国連が学校などに設けた避難所は、避難してきた住民たちであふれかえっており、基本サービスや感染症を予防する衛生的な環境の提供が困難になりつつあります。子どもたちの間では、下痢と皮膚病が増えています。 基本サービスには、特に激しい被害が出ています。水の利用が制限されている人は150万人に上り、電力がないことから、給水、トイレ、保健サービスにも影響が及んでいます。 子どもたちが負う心身の傷
子どもたち約40万人に、お漏らしや両親から離れない、夢にうなされるなどを含め、精神的な不調の兆候が見られ、心のケアが必要です。ガザの人口180万人のうち、半数は18歳未満の子どもたちです。 今回の戦闘が始まって数日が過ぎたころから、ユニセフが支援をする緊急心理ケアチームは、初期の心のケアを開始。これまでにガザ地区で1,870人の子どもたちに心のケアを行ってきました。 避難所の状況を改善するために、ユニセフはパートナー団体のパレスチナ赤十字を通じて、おとな用の衛生用品の詰め合わせ1,500セット、乳児用の衛生用品の詰め合わせ1,000セット、貯水用容器1,388缶、毛布4,000枚を配布しました。さらに、子どもと女性に衣料品2万4,000点を配布する予定です。 功刀特別代表は「子どもたちの心身の傷を癒すこと、そしてガザの完全に破壊されたインフラを復旧することは、困難な戦いであり、途方もない仕事です」と述べています。 ユニセフが最新で確認した統計では、この1カ月間の空爆と攻撃で少なくとも子ども429名が殺害されました。ガザで最も幼く、そして弱い立場にある子どもたちが、今回の戦闘で壊滅的な被害を受けています。 一時停戦が発効して以降、新たな子どもの死者は確認されていません。 負傷した子どもは少なくとも2,744名。最も幼い負傷者の中には、ガザでは治療ができない傷を負っている子どもがおり、ガザの外に搬送し、治療を受ける必要があります。 ■ 参考情報:ガザにおけるユニセフの活動について ユニセフは、1990年代初頭よりガザでの活動を開始。水と衛生、教育、保健、地雷教育などを含む基本サービスの支援を行っています。今回の戦闘による人道支援ニーズに対応するために、ユニセフは、約1,400万米ドル(約14億1,400万円 ※1米ドル=101円で換算)の資金を必要としています。 【関連ページ】 人道危機緊急募金郵便局(ゆうちょ銀行) *公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。
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