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公益財団法人日本ユニセフ協会

モルドバ:16歳の少女が開発
視覚障がいのある人もプログラミングを

【2014年11月20日 モルドバ発】

視力が弱く、苦労をしてきたダイアナ・マルジックさん(16歳)。視覚障がいや身体障がいのある人たちもコンピュータのプログラミングを行うことができるよう、簡単な音声コマンドを使ったアプリを開発しました。

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視覚障がいのある人たちが音声コマンドを使ってプログラミングをできる技術を試すダイアナさん。
© UNICEF video
視覚障がいのある人たちが音声コマンドを使ってプログラミングをできる技術を試すダイアナさん。

私のような10代の多くの若者たちは、将来について不安を感じています。どのようなキャリアを選択するべきか、何に情熱を向けたらよいのか、見いだすことができないのです。

私は数学や物理、コンピュータ科学などの大会に参加し、幅広い分野に挑戦してみました。そのなかで自分が最も興味を引かれて情熱を注ぐことができるのが、ITの分野だと気付いたのです。

参加した大会のうちのひとつで、自分が考案したプロジェクトが最終選考まで進み、アメリカのロサンゼルスで最終プレゼンテーションを行う4人のファイナリストのひとりに選ばれました。視覚障がいや身体障がいのある人たちが、音声コマンド技術でコンピュータのプログラミングをできるようにするプロジェクトです。キーボードやマウスを使う必要がなく、マイクを使って声だけでプログラミングをすることができます。

プログラミングは考える力を養うことができる、というスティーブ・ジョブズ氏の言葉があります。私の開発したアプリは、私のような視覚障がいのある人や身体障がいのある人たちがプログラミングや考える力を養うことができるようになるだけでなく、他の人たちと同じように、学び、働き、生活をする機会を得ることができるようになります。

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