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プロサッカー選手 長谷部誠さん出演 新公共CMを公開
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「震災の経験と教訓を仙台・東北から世界へ」 3月14 日(土)〜18日(水)、宮城県仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されます。
会議の主要テーマは、「レジリエントな(災害に強い=しなやかで回復力のある)社会づくり」。ユニセフ(国連児童基金)の日本国内における広報・募金の窓口である公益財団法人日本ユニセフ協会(東京都港区・赤松良子会長)は、ユニセフが、この国際会議で採択される新たな防災のための国際的行動枠組みに向けて各方面に訴えている「子どもの視点からの復興・防災」のメッセージを広く発信しています。その一環として、このたび、昨年12月、スマトラ沖地震/インド洋大津波の大震災から10年を迎えたインドネシアのバンダ・アチェを訪問されたプロサッカー選手の長谷部誠さんの様子をフィーチャーした30秒の公共CM(動画)を制作し、第3回国連防災世界会議開催まで一月あまりとなった本日、公開いたしました。
本公共CMは、今週末以降、東京や仙台の屋外ビジョンでも随時公開される予定です。(※2015年3月31日まで放映予定。開始日・終了日は、各屋外ビジョンで異なります)
長谷部誠選手が見た、感じた 「レジリエンス」−スマトラ島大地震・大津波から10年 |
「この船は向こうから流れてきたらしいです」「これぐらいの距離にいたら、大丈夫って思っちゃうもんなぁ」。津波で約3km内陸に打ち上げられた船の上で語る長谷部さんの姿で始まる本CMは、子どもたちと交流する長谷部さんの姿を背景に、10年にわたる緊急・復興支援の過程で、マラリアの撲滅など、震災以前よりも子どもたちを取り巻く環境が改善されたバンダ・アチェの様子を紹介。「被災地で、世界で、子どもにやさしいまちづくりを」のメッセージで完結します。
バンダ・アチェ滞在中、幼い頃震災を体験し防災や復興に真剣に向き合っている高校生らと対話する機会も持った長谷部さんは、帰国後、次のようにおっしゃっています。
「耐震性の高い建物や津波避難ビルなど、10年経ったバンダ・アチェには、万が一への備えが、まさに目に見える形で準備されていることが実感できます。でも、そういったハードの面だけでなく、小学校で見た避難訓練のようなことも含めて、万が一の時にどういった対応をすべきかということを身に付ける訓練が繰り返し行われるといったことが、とても大切なんじゃないかと思います。震災の経験や教訓は、次の世代に引き継がれなければならないし、防災を考える上でも、それは、とても大切なことなんじゃないでしょうか」
復興や防災の取り組みの中で、子どもの生きる力を育み、子どもらしく成長できる環境を確保すること。その社会づくりのプロセスにも、子どもが主人公の一人として参加できる場所や機会を確保すること。ユニセフは、国や地域を問わず全てのまちが「子どもにやさしいまち」になることを願い、「子どもにやさしいまち」をつくることこそ、災害にレジリエント(強い=しなやかで回復力のある)な社会をつくることだと考えます。
ユニセフシンポジウム〜東日本大震災の経験を、“次”への備えに
宮城県仙台市で3月14日(土)開催、1000名様をご招待
日本ユニセフ協会と岩手・宮城・福島各県のユニセフ協会は、子どもの視点での復興や防災を考えるユニセフシンポジウムを、「第3回国連防災世界会議」の公式イベント(パブリックフォーラム)として、3月14日(土)、宮城県仙台市の東京エレクトロンホール宮城で開催します。第3回国連防災世界会議の主要テーマは、「レジリエント(災害に強い=しなやかで回復力のある)社会づくり」。本シンポジウムでは、わたしたちの普段の生活の中でも二の次にされがちな子どもの「遊び」、「居場所」、「参加」をキーワードに、ユニセフや国内の専門家が、東日本大震災の被災地での経験をベースに、防災や復興、万が一への備えの在り方について議論を深めます。コーディネーターは、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさん。午後2時15分開場、同2時30分開演。参加無料。プログラムの詳細または参加をご希望の方は、特設ページからお願いいたします。
シンポジウム会場に隣接する竹中工務店東北支店ビル前広場と同ビル内「定禅寺ギャラリー」では、3月14日(土)と15日(日)の二日間、当協会の支援活動の一環で東北3県を走り回る軽ワゴン車(プレーカー)による“遊びの出前”のデモンストレーションや、子どもたちが制作した「未来のまち—七郷」(仙台市)の模型、実物大の「いのちの石碑」(女川町)を展示。長谷部誠さんのバンダ・アチェ訪問の様子をまとめた写真展も同時開催の予定です。