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バヌアツ:サイクロン被害
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© UNICEF/NYHQ2015-0434/UNICEF Pacific |
3月15日、サイクロンの被害を受けたバヌアツ・メレ村。 |
大型サイクロンの被害を受けたバヌアツで、ユニセフは同国内に備蓄している支援物資を配布する一方、スヴァ(フィジー)のユニセフ物資倉庫から、追加の緊急支援物資の輸送を開始しました。物資には、保健、教育、子どもの保護、安全な水や衛生支援のための資材が含まれています。
「今日(3月16日)梱包した追加の物資は、明日バヌアツへ空輸される予定です」と、ユニセフ太平洋事務所副代表のイサベル・オースティンが話しました。「スヴァの物資倉庫では、ボランティアたちが夜を徹して物資の梱包を手伝ってくれ、協力企業が輸送機を無償で提供してくれました。基本的な保健キット、経口補水塩、亜鉛の錠剤、ビタミンAカプセル、寄生虫駆除薬、学用品や通学バッグ、レクレーションキット、衛生用品、貯水タンク、手洗い用石けん、折り畳み式の水容器、浄水剤などが送られます」
政府と人道支援団体は、包括的な現地調査を始めており、特に首都ポートビラ以外の地域や他の島々における追加の支援ニーズが明らかになるでしょう。ユニセフの支援物資は、子どもたちやその家族が直面している保健、衛生、教育、また心理社会的ニーズに対応するため、ただちに活用されます。
具体的には、
バヌアツの国際空港—バウアフィールド国際空港は、明日(3月17日)には民間機の乗り入れが可能になる予定です。3月16日には、支援物資を乗せた多数の船が、フィジーからバヌアツに向けて出港しました。ユニセフやWFP(世界食糧計画)、他パートナー団体は、人道支援物資の管理や配布が確実に、効率よく行われるよう、バヌアツの国家災害管理局とともに物資調達拠点の設置を進めています。
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© UNICEF/NYHQ2015-0444/Hing |
サイクロンの影響を受けた子どもたちのため、ボランティアが支援物資の学用品が入った通学バッグを準備。 |
被災地状況速報(3/16時点)
◆ 子どもおよそ6万人を含む、人口の約半数(13万2,000人)が被災
◆ 避難所の数、37〜38カ所
◆ 避難者数:
エファテ・・・2,865人
ぺナマ・・・216人
トーバ・・・215人
◆ 家が破壊された数千人が、親類や友人宅に身を寄せている
◆ 避難所として使用されている学校、34校
ユニセフは、バヌアツの被災地への支援のため緊急に必要な資金として、300万米ドルの支援を国際社会に訴えています。
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