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公益財団法人日本ユニセフ協会

イエメン:
子どもたちに命を守る支援を
ユニセフは支援活動を継続

【2015年3月28日 ニューヨーク発】

ユニセフは、イエメンでの情勢悪化を受けて、以下の声明を発表しました。

* * *

子どもたちへの支援を継続

水を入れたタンクを背中に背負って歩く女の子。
©  UNICEF Yemen/2015
水を入れたタンクを背中に背負って歩く女の子。

イエメンの情勢悪化により活動に制約を受ける中、ユニセフは、イエメン国内に残る少数の国際職員と100人以上の国内職員を動員して、パートナー団体とともに、子どもたちのための支援を続けています。

ユニセフは、ハッジャ州ハラドに北から逃れてきた600以上の家族のために、水、トイレ、衛生用品の提供と、移動式診療所への支援を行っています。これらの避難民の子どもたちはまた、29日開校予定のユニセフが支援する学校に通えるようになります。

さらに、主要な都市部では、子どもたちを不発弾や地雷の危険から身を守るための情報を提供します。

ユニセフは、現在戦闘の影響を受けていない地域においても、保健や教育、栄養などの支援プログラムを継続しています。

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参考情報

■イエメン基礎情報

出典:世界子供白書2015

  • 総人口: 24,407,000人
  • 子ども(18歳未満)の人口: 11,587,000人(総人口の47.5%)
  • 5歳未満児の死亡率: 51(出生1,000人あたり)
  • 栄養不良による発育阻害率: 5歳未満児の47%
  • 安全な水を利用できる割合: 55%
  • 初等教育純就学率: 87%
  • 成人識字率: 66%(女性は男性の61%程度)
  • 出生登録率: 17%

■イエメン人道支援情報

出典:ユニセフ『人道支援報告書』2015年1月29日発表

  • 国内の政治不安、広がる紛争、慢性的な社会経済危機により、人口の61%が人道支援を必要としています。
  • 基本的な社会インフラが破壊され、840万人が基本的な保健サービスを受けることができません。
  • 学校への攻撃や学校施設の占拠、閉鎖などによって、教育面で影響を受けている子どもは20万人に上ります。
  • 紛争への子どもの徴用を含め、子どもの権利の侵害が深刻化しています。
  • イエメンの人道危機によって心のケアが必要な子どもは、すでに40万人に上っています。

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