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ナイジェリア:
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© UNICEF/NYHQ2015-0476/Esiebo |
ナイジェリア北東部の国内避難民キャンプに身を寄せている1歳の女の子と母親。親子はボコ・ハラムに村を襲撃されから、避難生活を強いられている。 |
「200人以上の女子生徒が誘拐されたチボックの事件は、ナイジェリアやこの地域で途方もない規模で繰り返されてきた、終わりなき悲劇の一つにすぎません」と、ユニセフの西部・中部アフリカ事務所代表のマニュエル・フォンテーンは話しました。「ナイジェリアでは、誘拐、武装勢力による徴用、襲撃、また武器として使われたり暴力から逃げたりする中で、たくさんの子どもたちが行方不明になっています。彼らはみな、自分の子ども時代を取り戻す権利をもっているのです」
ユニセフは、この危機への人道支援を強化してきました。この6カ月間、紛争で被害を受けたナイジェリア、ニジェール、カメルーン、チャドの6万人の子どもたちにカウンセリングや心のケアを提供して、彼らのつらい記憶やストレスを和らげ、精神的な苦しみに向き合うための支援をしています。また、安全な水や保健サービスを提供したり、仮設の学習スペースを設置して子どもたちが再び教育を受けられるようにしたり、栄養不良の子どもたちへの治療ケアの支援も行っています。
資金状況は非常に厳しく、ユニセフはナイジェリアとその周辺地域での人道支援活動への資金支援の増加を国際社会に訴えています。2015年にナイジェリアでの人道支援活動に必要な資金2,650万米ドルに対し、ユニセフが確保できているのはわずか15%です。またカメルーンでの活動資金に対しては17%、ニジェールでは2%、そしてチャドでは1%という状況です。
■ソーシャル・ネットワーク・キャンペーン:#bringbackourchildhood
ユニセフは、ナイジェリアでいまも拉致されたままでいる女子生徒たちはもちろん、紛争によって家族から引き離されたり、故郷を失ったたくさんの子どもたちの状況に、国際社会が目を向け、声をあげるプラットフォームとして、SNSサービスのひとつであるスナップチャットやツイッター、フェイスブックなどを利用したキャンペーンを開始しています。
キャンペーンの詳細は、特設サイト(英語)でご覧いただけます。